導入からのリアリティが秀逸。リモートワーク・健康診断・ウォーキング…と、「今そこにいそうな中年男」が、少しずつ“非日常”に踏み込む流れが自然でうまい。テンションは淡々としているのに、描写の温度が下がらない。派手さではなく、生活の延長線上で超人化していく過程に妙な説得力がある。SF・日常・ホラーのバランスがよく、続きが気になるタイプの作品。
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次佐さんの作品は全て、面白くて新作は大変ありがたいのですが、連載中4作目はさすがに大丈夫ですか?と心配になります!無理をなされないようにして下さい。