彼が見るのは、車窓からの美しい景色。彼がもらったのは、一度きりで最高の食事。彼が思い出したのは、誰にも言いたくない過去。私達が願うのは、彼の乗る列車が永遠に終着駅に着かないこと。美しい旅が終わらない事が救いなのだから。
蒸気機関車が空を走っている。主人公は、なぜかその列車に乗っていて、驚きはするものの、どこか現実味のない反応をします。列車は、やがて宇宙空間へ。そして銀河へと旅立っていくのです。作者の宮本賢治さま…続きを読む
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(201文字)
何に拍手を送りたいって、この題材にして、この書き手と言うことですよ。ご存知の通り、元ネタは宮沢賢治氏の、銀河鉄道の夜。そして、その作品を自分なりに書き落とされたのが、一応本名とのことですが、…続きを読む
短篇です。飯テロ場面が登場します。ラストまで読むと…そういうことだったのか、とわかりました。
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