ただ好きであること。それだけで尊い。そんなのほんとは、綺麗ごとだ。無邪気でまっすぐな君だから好きになった。恋を知らない君をきっと、好きになった。一方向の想いだけでは、決して絡まり交差しない。君への想いの方向を、真逆に反してしまいたい。情感や思い出の滲むリズムで刻まれる「嫌いになりたい」という叫び。心に波紋を呼ぶような、気持ちを感じてください。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(145文字)