ルメール

 神さまに書けと言われた気がしたので。

 私がお馬さんを初めてカッコいいと思ったのは、「ベルサイユのバラ」でした。


 エケベリア 「ルメール」


 ルメールはアガボイデス系と呼ばれる、尖った葉を携えたエケベリアという多肉植物だ。

 赤く紅葉する姿が美しい。(菊の魔王とは何も関係ない。)

 いくつ名前があんねんと思った人、あなたは正しい。


 うちには葉挿しから育てている物が2株、リース型の寄せ植えに入っている物が1株生息している。


 今回は寄せ植えに入っているルメールに触れたいと思う。


 スタミナと適性が半端なかった。


 その寄せ植えを作ったのは何年か前の、丁度今頃だったと思う。クリスマス頃に丁度根付いて飾れるといいな〜という思惑だった。

 エケベリアをメインに、セダム、グラプト、センペルを組み合わせた豪華なリースである。

 思惑通り冬の間充分楽しませてくれた。しかし、問題はその先、春以降だった。


 リース型の寄せ植えというのはぶら下げられている事もあって、とにかく水が切れやすい。

 毎日外水栓からシャワーノズルで水をやっているのに、水と肥料を奪い合い、多肉達はどんどん干からびていった。

 雑草と呼ばれる事もあるセダム達ですら生き残れたものは殆どいなかった……。

 (蠱毒ではない。あくまでも寄せ植えである。勘違いしないで欲しい。)

 そんなチキンレースを経て、現在は荒野となったリース型のなかにルメール、ミランダと僅かなセダムがちょろちょろしているだけである……。

 なかでもルメールは通年色付き子株まで吹いている。つよーい!

 

 要約するとボロい寄せ植えでルメールが生き残っていますよ、という話で、本当は解体したほうが庭の見た目が良くなる。

 けれどルメールには環境が合っているらしいので、植え替える事で帰って調子を崩してしまうかもしれない。


 ルメール氏、私は大好きだ。応援するのでもう行ける所まで行ってみたら良い。

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