エッセイって何書けばいいのっていうエッセイ

とりま とりね

エッセイって何なんだ

エッセイってなんですか。

私はBing(マイクロソフト社の検索エンジンのことだ。)のAIに尋ねた。

すると彼(彼女)は、「エッセイとは、筆者自身の体験や考え、感想を自由な形式で表現する文章で、日本語では「随筆」とも呼ばれます。」と言う。


ああ、随筆ね。清少納言だったかなんだったかも書いていた。

と私は思った。


どうでもいい話なのだが、清少納言って清/少納言なんだそうな。

なんで大納言、中納言ときて小納言ではなく少納言なのかが私にはわからなかった。

それか松納言、竹納言、梅納言てのも雅ではないか?

だが松竹梅が本格的に使われ始めたのは江戸時代からだそう。

私は少しションボリとした。


さて話は本題に戻って。

じゃあさ、ウィキペディアには「エッセイ」がなかったけど「随筆」はあるのでは?と。

「エッセイ」でウィキペディアを調べると、やはり「随筆」に転送された。


これならわざわざAIに聞かなくてもよかったじゃないか。


ウィキペディアさんによると、「随筆(ずいひつ)は、文学における一形式で、筆者の体験や読書などから得た知識、情報をもとに、それに対する感想・思索・思想をまとめた散文。随想(ずいそう)、エッセイ、エッセー(仏: essai, 英: essay)などともいう。」

と言う。

AIさんよ、こんぐらいの文量で頼む。下手に要約しすぎないでくれ。


ちなみにAIを使わないBingで検索したら「見聞したことや心に浮かんだことなどを,気ままに自由な形式で書いた文章。また,その作品。漫筆。随録。随想。エッセー。」と出た。

心に浮かんだこともエッセイに入るのか。



…とまあ、なるほどエッセイ/随筆は私(またはオイラ、最近なぜか俺と同じぐらいオイラということがある。なぜだろうか?気分?)のしたことや読書を基に書くものなのか。


ということは、今こうやってインターネットの海から探した情報でエッセイについて語ることも、エッセイであるということか。


エッセイのエッセイ。

もしもこれを基にエッセイを書く人がいるのならば、それはエッセイのエッセイのエッセイになる。

そしてそれがどんどんと増えていくとエッセイのエッセイのエッセイのエッセイの…ととても長々しい無限ループになりそうなエッセイが出来てしまう。

理論上はこんなことになってもおかしくないのか。


無限ループ繋がりで私のお気に入りのバンド、「打首獄門同好会」さんの「カンガルーはどこへいったのか」という曲を紹介しよう。


この曲はチャレンジ1年生でおなじみ、ベネッセが原案であり、テレ東系列で放送されている「しまじろうのわお!」の曲だ。


私も小さいころあの縞柄の虎のおもちゃ的なものにピーマンはまずいという価値観を植え付けられ、中学に上がるまで一切食さないできた。


たしかでもがんばって食べようね!みたいなノリだったのだろうが、まあ幼心に「ピーマン怖し」という無意識な刷り込みが入り込んでしまっていたのであろう。

ベネッセさん、今はどうなってるか知りませんが、どうか「苦手なものも大きくなったらおいしく食べられるようになるかもよ!」という教育方針にしてくれやしませんかね。


とまあ懐かしいしまじろうとの思い出はさておき、「カンガルーはいったいどこに行ったのか」という曲の説明に入ろう。


この曲はざっくりというとカエルが考えることを考えており、それもまた考えているのだからと無限ループに陥り…なぜかカンガルーが出てくるというものである。

打首さんらしいコミカルな曲になっているが、考えるのことの無限ループというのは子供だけでなく我々青少年や大人も深く考えさせられるテーマではないだろうか。

たびたび脱線していく私だが、これは書きたい。

「結局考えるってなんだろうね。」と。


「考える」について辞書を引いてみると(紙の辞書ってなぜかワクワクするよね!)、「すでに得た経験や知識を基にして、未知の事柄を解決(予測)しようとして、そのことに精神を集中する。」―三省堂「新明解国語辞典」より

とのこと。


エッセイは「筆者の体験や読書などから得た知識、情報をもとに、それに対する感想・思索・思想をまとめた散文」のことを指すことから、


つまりエッセイというものは

「自分の考えたことを文にまとめたもの」ということになる。

我ながら実にわかりやすい。


となるとこれは「自分の考えたことを文にまとめたものについて自分の考えたことを文にまとめたもの」ということだ。


…さっきのエッセイのエッセイじゃないか。


物事はかなり先に解決してしまっていたが、こうやって物事を調べるという経験も大切であると自分に言い聞かせてみたのだった。

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