#4  短篇のアイデアを練る(実際のプロット)


『アンナの魔法よろず屋』

二人のシルヴィア 原案プロット


前ページまでの考案を基に、実際に制作したプロットです

これを原案に、小説として仕上げます。

※まだ他のプロットを執筆してるから小説着手は時間かかります💦


*****ストーリー概要*****


最初の冒頭

捜査官ダルタナが女性を2人連れてきます。

「亡くなった博士の研究施設にいた女性なんですけど…なんだか様子が変なんです」


女性二人は、博士の妻シルヴィアの姿をしています。

全く同じ姿、鏡のような生き写し。


二人とも、自分がシルヴィアだと言い張ります。 どちらが本物のシルヴィアなんでしょう。


全員が質疑応答するなか、どちらも自分だと譲りません。


アンナが詳しく調べたのですか、というと女性に気安く触れられませんよ(時代設定上の風刺)、という男性陣。


アンナはどちらであるか調査をします。


その結果 →『二人とも、本物のシルヴィアである』、という衝撃の結果がでます

#1終了


#2開始

アンナがさらに詳しく調べていくと、彼女たちはオートマタ(機械人形)と判明します。

しかし、シルヴィア本人の『脳』と『心臓』を『魔法の力で』封じ込めています。 ゆえに、間違いなく二人とも本人であるという結果となるのです。


オートマタならどちらも違うのか、それとも本人として一部使われていれば、本人なのかとそれぞれ議論します。(テセウスの船?)


命を弄ぶ神への冒涜!というダルタナの意見

なぜそんなことをする必要が? だって、1人でいいですよね?

というアンナの意見


そして、観察していると違いがありました。

脳の方は記憶がありますが、感情がありません。

心臓は感情がありますが、記憶がありません。


そして、相棒ルーカスがやってきます。

博士の手記がここで登場します 

#2終了


#3

アンナたちは手記を読みます。


ここで、真相が判明します。


博士は妻が亡くなったことを嘆いていました。

亡くなった妻を取り戻すべく、考えたのです。


手記にはこうありました。


「私は、愛がどこに宿るのかを確かめたかった。  

心臓に宿るのか、脳に宿るのか。

その答えを知るために、

彼女を解剖したのだ。そして、2つにわけたのだ――」


妻に戻ってきてほしかった。

しかし、魔法をかけてオートマタにするには全身は無理だった。

だから、一部の箇所だけをそれぞれ取り出してオートマタにしたのだ。


こうして2人にわかれてしまったシルヴィア。

さあ、愛する妻は心臓か、脳なのか。


→結果:しかし、博士の心の中では、どちらもシルヴィアでなかったのです。


 博士が求めたのは


 心臓だけでもなく、

 脳だけでもなく、

 記憶だけでもなかったのです。


 過去からの思い出を持ち、共にこれからの思い出を作り上げる妻だったのです。



博士の最期の手記には 『私が愛したのは、生前の妻だった。欠点も兼ね備えた、かつての妻だった。今の年齢も重ねない――これといって欠点もない――それは、私が愛した妻ではない。どうか、私が亡くなったら、この機械人形たちは永遠に封印して欲しい』 と。


アンナはもう動かなくなった機械人形を封印し、手記を本棚にしまった。


#3終了


『2人のシルヴィア』


***


というように、シルヴィアはどちらもそうだったが、博士にとってはどちらも不正解だった、という案にしました。


 さて、こんなストーリー。


 人間ドラマが中心の異世界ファンタジー。


 短編連作です。

 やっぱりこれSFかなあ……?


 私めの12月からはじまる新連載『アンナの魔法よろず屋』


 面白そうですか?

 ちなみに全力ホラー回もあります!


 ※さりげなくCMすんなwww

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