登場人物

1. 所長:夏目(なつめ) 剛(ごう) (58歳・男性)


探偵社所長。元・警視庁の敏腕署長。

厳格でリアリストだったが、5年前に高校生の息子・樹(いつき)が自宅近くの路地で忽然と姿を消す「神隠し」に遭う。警察の捜査では全く手がかかりがなく、自ら捜査するために退職。息子の失踪現場に残された、科学では説明不能な「ズレ」(例:空間が歪んだような監視カメラの映像、一瞬で季節が変わったかのような現場の植物)をきっかけに、超常的な存在を確信するようになる。



2. 調査員(右腕):霧島(きりしま) 翔子(しょうこ) (29歳・女性)


探偵社のエース調査員。実質的な現場指揮官。

元・警視庁捜査一課の刑事で、夏目の部下だった。夏目の能力を誰よりも尊敬しており、彼の退職と同時に警察を辞め、探偵社の設立に参加した。



3. 調査員(情報分析):蓮見(はすみ) 怜(れい)(24歳・男性)


情報収集・分析担当。サイバー調査・オカルトリサーチ。

有名大学の民俗学・宗教学研究室にいたが、その知識が夏目の目に留まりスカウトされた。人付き合いが苦手で、探偵社の奥にある資料室に引きこもりがち。



4. 事務員(霊媒体質):四方田(よもだ) 美咲(みさき) (30歳・女性)


探偵社の事務・経理担当。表向きの窓口。

幼少期から「見えすぎる」体質に悩まされており、普通の職場で働くことが困難だった。ある失踪事件の「目撃者」として夏目と出会い、その体質を「能力」として受け入れてくれた夏目の元で働くことを決意する。



5. 謎の依頼人 / 情報屋:八咫(やた) (年齢不詳・性別不明)


探偵社に「神隠し」案件を持ち込む、あるいは捜査の鍵となる情報を提供する謎の人物。

新宿の裏社会、あるいは「あちら側」に通じているとされる存在。夏目の探偵社が「そういう」事件を専門に扱っていることを最初から知っていたかのように接触してくる。

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