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「この人殺し!」

「この人殺し!」

音那憂(初海)

おすすめレビュー

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★★★
★35
12人が評価しました
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本文ありのおすすめレビュー

  • しゃもこ
    1607件の
    レビューを投稿
    ★★★ Excellent!!!

    思春期は疾風怒涛

    思春期独特の自己認識と罪悪感、そして精神的な死をテーマにした掌編です。

    主人公は自らを「ひとごろし」と呼び、自分の魂を殺してしまったと告白します。

    その表現には深い絶望と後悔が込められており、魂が海の底に沈んでいるという描写は、孤独と無力感を象徴しているように思います。

    「たましいがない」という感覚は、自己喪失を表しており、心の空虚さがひしと感じられます。


    ラストの「ぼくはしんだ」という言葉は、物理的な死ではなく精神的な死を示唆しており、非常に重いテーマを内包していることが伝わります。

    思春期とは、まさに、疾風怒濤の時代、そのように思います。

    • 2025年10月16日 12:12