謎のスキルで全く意味不明だった「異能創造」のせいで世界から追放されたけど、そのおかげで世界最強になりました。
作りたて。
第1話 異世界でスキル入手したら、謎スキルをゲット!
僕の名前は15歳の若き精鋭だ!今日はすきる獲得の日。楽しみだなぁ。
この世界、へーウィストワールドはスキルがあって、魔法があって、勇者がいて…そんな夢の世界!今日はその醍醐味の一つ、スキル獲得の日!
「次の方」
「は、はい!」僕はおどおどしながら答えた。
「名前は?」
「神能 創です。」
「そこに座れ」
僕は指示された通り不思議な魔法陣に乗ると、体が一瞬光りに包まれた。自分に何かが吹き込まれるような感覚がして、気がついたら、スキルという項目ができていた。
「スキルは獲得できたか?」
「は、はい⋯」
「では、そこを開いてみろ。スキルの名前と、Lv1と書かれているだろう?」
「たしかにそうなっています。」
ちなみにだが、敬語はやっぱり、なかなか抜けないのである。
そこには、確かにスキル名とLv1と書かれていた。そのスキル名は⋯
「異能創造です。」
「ふむ、聞いたことないな。どのようなスキルなのか、言ってみろ」
「素材を消費して、別の新たなスキルを入手することができるようです。素材というのは、魔物のドロップ品だったり、日常品だったり、スキルだったりするそうです。」
「そんなスキル、始めて聞いたな。まず、国王陛下様に伝えなければならない、そこにある刀二本で試してみろ」
そういえば、この世界にも刀が存在するんだっけ。そこには、確かに金属製の刀が二本あった。一本は素材に、もう一本は試し振りに使えということか。
まずは、刀をスキルにセットし、起動する。そこには、「魔金刀→特殊剣術Lv 1」と書かれている。プログラムを実行しますかと聞かれたので、yesと答えたら、体にスキル獲得のような光りに包まれた。
「スキルが作動したみたいだな。」
「はい、そのようです。」
「では、そこの刀で試してみろ。成功したら、くれてやる。」
「本当ですか!では、」
もらえると聞いて、やる気が上がったので、早速試しぶりすることに。初めてでは、必ず持てないと称される魔金刀だが、簡単に持ち上げることができた。試しぶりで、試しぶりという試しぶりではなかった。試しぶり陽の気が、時間差で、木っ端微塵になってしまったのである。いや、強っ!驚いていると、
「成功したようだ。本来その刀はそんなに簡単に持ち上げれん。約束通り、家に、持って帰ることにしろ。」
「ありがとうございます!」
嬉しさのあまりに、スキップしながら家に帰ってしまった。
謎のスキルで全く意味不明だった「異能創造」のせいで世界から追放されたけど、そのおかげで世界最強になりました。 作りたて。 @tyouzyou
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