第4話 恋をするということ

それから、私は事あるごとに彼にメッセージを送った。

(クラスのグループチャットがあり、私はそこで全員を友達に追加していたので連絡先を交換するというドキドキは特になかった)


何かの発表のグループが同じになれば彼に連絡をして、一時期、連絡が取りたいが為に宿題を忘れたふりをしてそのページの写真を送ってもらったりした。


書いていて気持ち悪くなる(笑)。

本当に恋は人を盲目にさせる。


メッセージが来るたびに心臓がドキドキして、心拍数が上がった。

恋をするとはこういうことなんだと思った。


毎日、彼のメッセージと今日はクラスで話ができるかなということで頭がいっぱいだった。


そして夏休み期間にその彼が留学に行くことになり、その前に私たちは映画を見に行く約束をした。

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