第28話 血の赤ドロップ(28、血の赤)
「【血の赤ドロップ】って凄い名前」
「ハロウィン限定品なんだ。真っ赤で血みたいだけど、宝石みたいに綺麗でしょ」
瓶詰めの鮮やかな血の色のドロップは、宝石のような煌めきがある。
「どこに売ってるの?」
「秘密。一粒どうぞ、美味しいよ」
私は、包帯を巻いた手を隠しながら笑った。
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