第27話 困らなくなる?(27、魔法の薬)
「これは、どんな困りごとも起こらなくなる魔法の薬だよ」
怪しい男に、怪しい色の液体が入ったグラスを渡された。ふわふわと気分が良い。飲もうとして、横から取り上げられる。
「飲まれちゃ俺が困る」
安心する声。夜に見る水の色が飛び込んで来て、全て散る。そうだ、魔法の薬なんて要らない。
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