姉と妹。ふたつの家族。それぞれの人物の視点で語られる物語。芥川龍之介の『藪の中』のように、見たいものばかり見えてしまう人間のエゴも描かれていくわけですが……。そうした闇だけでなく、それでも繋がろうとする優しさが、この物語には確かにあります。ぜひ最終話までお読みください!