第2話 君の名前

 次の日早速動物病院に行くことにした。初めて犬を拾ったものだからどうすればいいか分からない、だからとりあえず近くの動物病院に行くことにした。

 散歩も兼ねているので、朝、動物病院に行く前にリードも買うことにした。ちょうど、動物病院の前にはペットも入れるホームセンターもある。そこによろう。

 そんなことを考えながらメイクをして髪をセットして着替える。

「さぁ、行こうか」と君に話しかけ玄関を出る。

 公園の横を通りながら君に話しかける。

「そういえば、君の名前まだだったね」と聞くと

 ワン!と元気そうにほえた。少しびっくりしたが元気そうでよかった。そしてそんな君を横目に続けて話す。

「そうだなぁ…何が良いだろうなぁ。あっ!ポチは?」言った瞬間、彼は少し不満げな顔をした。

「えー、じゃあー…、太郎とかは?」この名前もまた不満げな顔をした。

「なら茶色と白が混ざっててコーヒー牛乳みたいだからぁミルクは?」すると元気よくワン!と返事をしたみたいに鳴いた。

「よし!ならミルクで決まりっ!」という流れで名前が決まった。

 そして動物病院に着いた。カフェオレは少し不安そうだった。見知らぬ場所だからなのか。でもうちに着いたときはそんな素振りしなかったから多分雰囲気で怖がっているんだと思う。まぁ昔ながらの動物病院で、私でさえも少し怖いから無理もないだろう。少しして問診表を書いて少し待っていたら呼ばれたので診察室に入った。カフェオレを診察台に乗せて少し待っているといかにも先生って感じの人が入ってきた。そして触診、レントゲン、注射をして診察が終え会計を済んだ頃にはお昼過ぎ頃だった。ホームセンターに行って動物病院に入ったのが10時頃だったが長針がもう12時を過ぎていた。ミルクも疲れただろうし(私が疲れただけ)近くのドッグカフェに行くことにした。カフェとかそういう場所に行ったことがないので、とりあえず犬用のケーキと、ミルクを見てたらカフェオレを飲みたくなったのでカフェオレを頼んだ。こういうところはどうしても施設育ちでペットを飼ったことがない私からすればすべてが新鮮だった。少しして、ミルク用のケーキとカフェオレが運ばれてきた。まだ芸を教えてないからお座りもお手もできないので病院を頑張ったご褒美としてケーキをあげた。すごい勢いで食べるものだから私も少し食べたくなった。そんなこんなで結局私も我慢できずにパンケーキを頼んで食べた。食べて少し休憩してまたホームセンターに行くことにした。ドッグフードとミルク用のおもちゃを買ってちょっと遠回りして散歩して帰った。帰ってひと眠りしてから二人で並んでごはんを食べた。明日も休みだ。明日は注文していた犬用のゲージが来るのでゲージを組み立てるとしよう。今日も二人でベットで寝ることにした。疲れ果てて寝るミルクを横目に今日も可愛かったとつぶやいて寝るそんな日々がこれからも続いたらいいな…。

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