1914年 中東戦線
《 オスマン帝国の参戦により、新たな戦線が形成され、石油資源を巡る争いが始まった。 》
《 1914年10月29日: オスマン帝国の宣戦布告 》
オスマン帝国は、ドイツとの長年の絆のおかげで、セヴァストポリ(ウクライナ係争地 クリミア半島南部)でロシア黒海艦隊に砲撃した後、中央同盟国側として戦争に参戦した。8月、コンスタンティノープル(トルコ首都、イスタンブール)はロシアに対抗するための秘密同盟をドイツと締結し、ドイツ軍艦のダーダネルス海峡の不法航行を許可していた。その後まもなく、イギリス領インド軍がメソポタミアのバスラ(イラク南東部)に上陸し、ロシア軍はコーカサス(ジョージア、アルメニア、アゼルバイジャン)でトルコ軍と衝突を開始した。
《 1914年11月6日: メソポタミア作戦の開始 》
ペルシャのフーゼスターン州(イラン南西部)にある石油施設の危機を恐れたイギリス軍はシャット・アル・アラブ川(ティグリス川、ユーフラテス川の合流川)を渡り、オスマン帝国領メソポタミアのバスラ(イラク南東部)近郊で上陸作戦を開始し、その後数ヶ月かけて徐々に北方へと進軍した。
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