第十七洗 お掃除屋見習い、最初の"お掃除"をする(THREE)

◑さ〜て…じゃ、そろそろ始めちゃおっか?◐

「はい!!宜しくお願いします!!」

◑ふふっ…分かったわ!その元気…あーしにぶつけて来なさい!!◐

「わ、分かりました!!……よしっ…うぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」タッタッタッタッタッタッタッ!!!!!!!!!!!(正面から須々木がディフラムに突っ込んで行く)

◑ふふっ……◐カチャッ!カチャッ!(両腕から機関銃が飛び出す)

「えっ!?銃!?」

バラララララララララ!!!!!!!!!!(須々木に銃弾の雨が襲い掛かる)

「うわぁぁぁぁぁっ!!!?危ない危ない危ない危ない危ない危ないぃぃぃ!!!!!!」ダダダダダダダダダッ!!!!!!(ギリギリで方向転換してそのまま走って避ける)

◑あらぁ…?こんなのをいちいち避けていたら一撃すら当たらないわよ?◐

「無理無理無理無理無理無理!!!!!銃弾ですよっ!?銃弾!!一発でも当たったら終わりですよっ!!?」

◑もうっ!最近の子供はたるんでるわねぇ〜、あーしみたいにアグレッシブじゃないと駄目だぞっ☆◐

「そ、そうは言っても…!」

◑ほらっ!さっさと次の攻撃して来なさい!◐

「う……よしっ…行くぞっ!!!!」

タッタッタッタッタッタッタッタッ!!!!!!!キィンッ…!ダダダダダッ!!!!(突如、須々木の走る速さが加速していく!!)

「ッ!?速いっ!?ちょ、ちょっ!?」

◑あらっ…もう掴んだのね…◐

「つっ…掴んだって何ぉぉぉぉぉぉっ!???うわぁぁっ!?ぶつかるっ!!」キキィーーーー!!!!!!(須々木がスピードを抑えきれず壁に激突しそうになる…)

◑今よ!その竹箒を強く握って、思いっ切り振りなさい!!◐

「っ!!やってみます!!」グググッ!!(須々木が竹箒を強く握りしめ、そのまま…)

ブンッ!!!!!!(大きく振り下ろす!!!)

キィィィィィン!!!!!!!!カァッチャッ…ブォンッ…シュゥゥゥゥゥゥゥ!!!!ヴォンッ!!!(竹箒から光のブレードが飛び出し、そのまま斬撃波か出る!!)

◑ふふっ…良いわねぇ!やるじゃな…◐

ジャキィィィィンッ!!!…………カンッ!ガダッ!(光の斬撃波がそのまま方向を変え、ディフラムの左手と左足を飛ばす)

◑あらっ、凄いわねぇ〜。◐

「あ、あぁっ!?」カランッ…(竹箒を落とす)

「すみませんすみませんっ!!!あ、あぁ足と手がっ!!」

◑ふふ…平気よぉ〜こんなの…また修理すれば良いし。◐

「で、でもっ……」

◑そうね…申し訳無いと思うなら…その竹箒、制御出来るようにしなさ〜い!これはお姉さんとのや、く、そ、くっ、よぉ?◐

「っ…はいっ!」





一方その頃、新井さんはというと。

[で…、サツにぶち込まれる前に言いてぇ事はあるか?]

♂クソッ……俺達が油断しただけだってのに調子コキやがって…

[油断する方が悪いだろ、それと…お前等が手を引いてる店…未成年を働かせてる様だな?]

♂な、何のことだっ…!

[恍けるな、証言は既に出てんだよ。ざっと3人…一人は母親の病気を治す為に稼ぐ為にテメェ等の水商売に加担させられちまった…]

ピッ…

([話してくれ…辛いとは思うが、君を利用した彼等を潰す為だ。])

(✪私は…お母さんの病気を治す為に…色んなバイトをしました…だけど…まだ14歳だったので、出来る事はおじいちゃんの喫茶店でお手伝いをしたり…商店街の八百屋さんの手伝いをしたり…そのくらいしか出来ませんでした…。)

(✪ですが…ある日…道を歩いていると…あの人達にスカウトされたんです…。最初はアイドルになれるとか、有名になれるとか言って来て…私は何処にでもいる普通の顔だし…と、疑っていました…)

(✪だけど…給料の額を見たら……そうも言ってられなくなりました…。お母さんが治療出来る金額…300万円を超えていた…。)

(✪私は…その申し出を受けました。この金額が貰えるなら…と、思ったからです…。)

([で…それからはどうだった?本当にアイドルの仕事だったか?])

(✪違う…全然違った!!よくドラマとかで見る声の出し方やダンスの指導は無かった…、ただ、やっていたのは…枕営業というただの…うっ…ゥゥ…グスッ…)

([…そうか…もう良い大丈夫だ、もう十分だ…。])

(✪グスッ……ごめんな…さい…グスッ…スズッ…)

([大丈夫だ、後は私がやる。君はこの鞄を持ってお母さんの入院している病院に行きなさい。])

(✪グスッ…スズッ…あ、ありが…とぅっ…ござい…ますっ…)

…………………

………………

ピッ……

[ということだ。]

♂でっ、デタラメだっ!そんなもん加工すりゃぁ誰だって作れるだろうが!!

[ちなみにぃ!!実際にお前等を叩き潰す前に電話を貰った、母親と共に電話をしてくれたさ!]

♂う、嘘だっ!親子で騙そうとしてんだよテメェを!

[じゃあ、この写真は?]

ピラッ…(新井さんが1枚の写真を見せる)

♂そっ…それはっ!

(そこに写っていたのは病室で親子2人が泣きながら抱き合っている写真だった。…勿論母親は患者服だ。)

[ちなみにこれは、医者が特別に撮ってくれた写真だ。お前等の言い訳を完全に論破出来る様にな。]

♂だ、だが…

[しつこい!…もう警察には全部伝えたから意味ねぇぞ。次の話だ、手短に済ませるからな。]

♂何っ!?テメェおちょくってんのか!!

[当たり前だろうが、お前等はあくまでもついでだ、良いから質問に答えろ。]

♂くっ…!クソ野郎…!

[それはテメェ等だよ…質問だ、残り2人の未成年についてだ。]

[2人は姉妹で、それと…オッドアイだ。合ってるな?]

♂…チッ…合ってる。

[そうか…なら、その二人は一体何処に連れて行った?]

♂はっ?し、知らねぇよ!!俺等はあくまでも渡し役で…

[良いから答えろ!!]ガンッ!!!(机を蹴る)

♂だから知らねぇって言ってるだろうが!!これ以上は答えねぇぞ!!

[そうか…ならサツに連れられる前に去勢手術してやるか。]

♂何っ…!?そ、そんな脅し効くかよ!

[本気だ、信じられないなら…この場でお前からやってやる。]

カランッ………(落ちている鉄パイプを拾う)

♂な、何する気だっ…!?

[だから…やるって言ってるだろうが?去勢をな。]

♂や、やめろ…!ほんとに知らねぇんだよ!!ほんとに…!

[だから…信じられるかってんだよ、さっき嘘を付いた奴等の言う事なんてな…。]

♂お、おい!!お前等!伸びてねぇでさっさとやれっ!!

♂おいっ…!だ、誰もいねぇのか!?

[じゃ、息子によろしくな。]

♂は、話す!、話すからやめろ!

ガラァッ…

[…早くしろ。]

♂ば、場所は…洗井市第一港…

ピッ…ピッ……ピピピピピピッ!!

[チッ…!クソッ…ハメられたかっ!!]ダッ!ダッダッダッダッ!!!

♂お、おい!!何で急に逃げ…

キィィィィィン……!!!


ドゴォォォォォォォッ!!!!!!!!


🚨<ゥゥゥゥゥ~~~~ッ!!!!



…………………

………………


新井さん…どうなるか…

次回をお楽しみに。

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街のお掃除屋さんは裏でも"お掃除"します ゴリしば @taakzai

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