第10話、シャルロッテさん!?色々と待って!!
いやいや、確かにある方法があると聞いたけどまさかの憑依してくるなんて思いもしなかった。
その前にシルヴィアさんにはしっかりと許可を持ったの!?と心配になっていると直接脳内にしっかりとシルヴィアさんにはしっかりと許可をとってから体には憑依しておりますので心配はしないで下さいと言っていた。
それならば一応、安心なのかなと考えたけどどうやって許可をもらったのですかと聞いたらそれは乙女同士の内緒ですからと言って教えてくれる様子はなかった。
・・・まあ、一応だけど合意なら良いのかな?と思っていると隣にいた○○○○はシルヴィアさんに憑依しているシャルロッテさんに頭を下げていた。
するとエリーサさんは真剣な顔をして俺に対して話していた。
「トーシュエン、今のシルヴィアはこの世界を創生した神の補佐を務めている女神のシャルロッテ様だ。早く頭を下げないと大変な事になるから」
あのエリーサさんが珍しく慌てていた様子を見てそんなに有名な女神になっているのかと思っていたら良いからと言われて俺は無理矢理に頭を下げられて土下座みたいに挨拶をしていた。
周りの者たちも何かオーラが見えているのか疑いようもなく平伏してシルヴィアさんの体に憑依しているシャルロッテさんを崇めていた。
あの〜俺も平伏して崇めた方がよろしいでしょうか・・・一応、俺はこの世界の創生神ですけど。
そう思いながらもここは郷には郷に従えと言葉があるので素直に俺も周りに従って頭を下げるとシャルロッテさんは笑いそうになりながらも堪えていた。
それはそうとやはり中世な世界観だけに宗教の力は凄いなと改めて感じているとハーフエルフの一人がシャルロッテさんに申し上げますと言いながら話を始めた。
「もしかしてここまでご機嫌なのはやはり創生神様と正式に結ばれるからなのですね」
それを聞いた俺はへえ〜シャルロッテさんもやはり結婚するのかと聞いていた。
どんな世界の創生神なのかなと思いながら聞いているとシャルロッテさんが語り出していた。
「はい、その通りですね。私が結ばれる創生神様は本当にお優しい神であり幼い頃にお世話になっていましたから。それにその時に結婚する約束をしているのですよ。もう、神話として皆様は知っているかもしれませんが」
なるほどね、俺以外にもそうやって助けてくれた神様がいるのかそれに惚れたと言う訳か。なるほどねと思いながら聞いていた。
そしてその神話の内容を聞いてきたのだけど明らかに聞き覚えがある内容と言うか実際に体験していたないようなのだけど!?
そんな事を考えているとシャルロッテさんは更に続けて話していた。
「そしてその時に私は大きくなったら結婚するとその人と約束をしたのですよ」
・・・確かに言った・・言ったけどさ、あんなに幼い幼女の言葉を真に受けるやつがいるかーー!!
(トーシュエン様、確かにその時の私は幼かったですけど言質は取りましたので責任はしっかりと取ってくださいね)
(・・・ちなみにその時の人間で言うなら何歳ぐらいだ?)
(そうですね・・・人間で計算をしますと5歳また6歳ごろですかね?)
そんなので本気にするやつはいないから!!いたとしてもソイツは絶対にロリコンだからねと必死に心の叫びをしてシャルロッテさんに伝えていた。
するとでも言ったことは本当ですからと言っていたので俺は嵌めましたね、シャルロッテさんと言うとシャルロッテさんは頭を傾げながらはめるのはトーシュエン様ですよ?と脳内に伝えてきた。
あのな、こんな展開はあの天才軍師、諸葛孔明ですら無理だからね。
逆に予想していたら流石としか言えないけど・・・
それにしてもこれはあまりにも酷くないですか!?例えるなら大坂冬の陣の後に大坂城の堀を埋めると言って殆ど埋めてしまった徳川みたいな事をしてきているようなものだよ。
丸裸にも程があるよと思っているとシャルロッテさんが私がどうして頑張って一人で世界創生をしていたのか分かりましたかと言われて完全に罠だったと感じた。
この上ないほどに逃げ場をなくしてきていると感じながらしていると・・・。
「それで創生神から私に対してこの世界に来たばかりであるトーシュエンを導く様に言われて降臨致しました。そしてトーシュエンは創生神と関係を持つお方なので皆様、あんまり無礼をしない様に気をつけて下さい」
そうやって周りは驚きながらこちらを見てきていたけどすみません、関係者ではなくて本人なのですがと言いたいけどここは素直に関係者としていた方が楽だなと感じているとエリーサが驚きながら話しかけて来た。
「君!?この世界の創生神と知り合いなの!?」
そう聞かれた俺は苦笑いをしながらそうだねと悩んだ末にそう答えた。
本当は本人なので関係者どころの話ではないのだけど。
そうやって無駄に注目を浴びてしまっていた。なんで普通に暮らそうとしているのに余計な事をしてくれているの、シャルロッテさんはと考えていた。
そんな訳で俺の安全を守るために一緒にいる為にシルヴィアさんにお願いして憑依をして来たと言っていたけど明らかに一緒に行動をしたいだけですよね。
俺はそんなお願いをしたつもりもないしと考えていたけどここまで来た以上は帰って下さいと言えないので素直に一緒に行動する事にした。
そうして当初の目的であるダンジョンに向かい始めていたがエリーサさんが完全に緊張していた。
そこまで緊張しなくても良いと思うけどなと思いながら歩いているとシャルロッテさんが質問をしてきたのである。
「そう言えば、トーシュエンさ・・・ん、貴方が好みの女性はどんな人なのですか?嘘は言わずに言ってくれると助かりますので」
こ、この女神の地位と俺の正体を隠していることを良いことにとんでもないことを聞いてきたなと感じていた。
こんな状況では断れないとして聞いてきたなと思っていたけど素直に答えるしかないかなと思いながら答えた。
「そうだな、まずは金髪碧眼はそうだし髪の毛はロングヘアーが良いかな。でも意外と水色とかの髪の毛も結構好きでもある」
そう、実際問題にシャルロッテの見た目はかなり好みでもあるので素直に少しばかり良くない目で見ているけど前に助けた幼女が成長した姿を見て欲情は良くないなと感じて抑え込んでいる。
「トーシュエンさん!!決して我慢は良くはありませんので是非とも今度、懺悔をする時に私に対して解き放って下さい」
何かシルヴィアさんの体なのに遠慮なく発情みたいに興奮しているのですけど!?
あのな!もしもそんな事をしたら俺はシャルロッテさんに対してピーーーとかピーーーをして色んなことをして調教をするよと軽く脅した。
するとシャルロッテさんは滅茶苦茶に嬉しそうにして今すぐにでも先程の内容を行いましょうと興奮しながら嬉しそうにして言ってきた。
俺は何処であの様な無邪気な可愛らしい幼女がこんな残念な美女になってしまったのだと悲しくなりながらも俺たちはダンジョンに向かうのであった。
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