一般通過チート転生者が人助けする奴
ドムドムチキンハンバーガー
プロローグ
吾輩はダンジョン救助員である、名前は田中ゼウスだ、我全知全能神ぞ?
こいつぁちょっとした昔話何だが俺にゃ前世の記憶ってのが有る、って言っても高校までの記憶だからもう前世の年齢は超えたがな!ガハハ!
……話がそれちった、んでまぁ前世の記憶が有るって気付いた時にゃニコポナデポスーパーチート身体能力が一気に開花して有頂天だったのよ、確かそのときは中学生位かな…
んでその時学校もサボって各地のダンジョンを違法で入ってチートパワーで蹂躙しては激レアっぽいアイテムとか売れそうな奴をコレクションしてたのよ!んで予定調和の如く受験に失敗した、前世の記憶があっても分かんねぇもんはわかんンだわ…
んでそこで気付いたのよ、これ違法で取ってきた奴だから売れねぇじゃんって、次いでにこのままじゃお先真っ暗無職のプー太郎之助だって。
で慌てた俺は今世キラキラネームつけてくれやがった親父と母にに謝り倒してニコポナデポ全開微笑土下座かまして職業斡旋して貰ったのよ、それが今の職場である横浜にポツンとある民間のダンジョン遭難救助会社だった訳、やべ昔話長くし過ぎたわ…
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-株式会社ライトニングダンジョンレスキュー-
「社長~…」
「おぉどうした田中!そんな溶けたスライムみたいになって」
「どうしたもこうしたもないですよ社長…最近、他から丸投げされてる糞面倒な救助案件が増えてないです…?」
「そういう事か!まぁわたしの会社は依頼金は高い代わりに案件解決率が他と比べてダンチだからな!そりゃ同業者からは面倒な依頼のゴミ捨て場になるだろうな!」
「その分負担が俺に行ってるんですけど…なんすか今週稼働率が俺だけ500%越えって、いくら社員が俺以外全員事務職だからって集中させ過ぎじゃないです…?」
「……正直すまんも思ってる…こっちとしても募集かけてるんだが中々引っかからんくてな…」
「そりゃ戦闘職の方は危険度に見合わぬ薄月給ですしねぇ…?これだけ体と命張って月30万じゃあ他も入って来ませんって」
「ぐぬぬ…!これでも給与面は田中のおかげで相当改善したんだかな…」
「まだまだ足りないですって社長~…月50万は出せないと人来ないですよこの会社」
「ぐぬぬ…これでも結構出してるんだが」
「そも月30万位で命張る位ならダンジョン潜って配信?だのモンスター討伐だのして
「そうか……よし田中!」
「なんです社長?」「来月から基本給から5000円増やしておこう!」「さっすが社長!よっ太っ腹」
「ガハハ!そうだろう!そうだろう!」
【チリンチーン】
「ふぁぁ…オハヨー…!!」
「おはよダニエル、眠そうにしてんな、副業か?」
「んいや、昨日の仕事終わりに群馬行って峠の走り屋達の勝負してきたのよ」
「あぁそっちの方か、何か強い奴とか居た?」
「あぁ!1人だけヤバい86が居たな!どっかの豆腐屋だか何だか知らんがはただもんじゃねぇ、3倍馬力差を技量で覆して捲ってきやがった…ありゃ俺じゃ無理だな!」
「……マジ?」「大マジ大マジ!」「今度一緒に行っても?」「ガソリン代払ってくれるなら大歓迎だぜ?」「マジ?サンキュ」
【チリンチーン】
「おはようございます…」
「お、おはよう元太さん、暗いけど何か読んでた?」
「一気に読みでギャグ漫画読んでて推しが出来た所だったのにいきなり主要キャラ死にまくるシリアス作品に変わった挙句全滅ENDでした…私は月刊ダンジョンマガジンを許さない…!!」
「それはまぁ…ご愁傷さまです元太さん…」
「うぅ…何も守れず世界滅亡なんてそんなのって無いよ…」
「滅茶苦茶引きずってますね元太さん…」
「おーし!これで全員揃ったな!じゃあ全体挨拶してくぞ~!」
「「「はい(!!)(……)」」」
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-10分後-
「んで社長、今日は何の案件は何ですこれだけ呑気なもんだからもしかして緊急案件無し?」
「あぁ!最近仕事が多かったから今日はオフ日にしてある!何事も無ければ12時には帰って良いぞ!」
「本当です社長?やった、太っ腹!」
「ガハハ!そうだろうそうだろう!」
「
「うぐ、それはその通りだが…」
【プロロロロロロン!】
「おっと電話だ…【ガチャ】もしもしこちら株式会社ライトニングダンジョンレスキューの時部ですが…」
「はい…はい…」「そちら今オフ日にしておりまして…」「え!?依頼額を10倍にする!!?」「しかも後日追加報酬1000万!?」
「分かりました!直ぐに手配させます!」
【ガチャン!】
「…社長もしかして」
「田中……悪い知らせといい知らせ、どっちが先が良い?」
「あぁ~悪い方で」「緊急依頼が1件来た、東京ダンジョン協会から緊急の救助依頼だ」
「オーマイガッ…俺の半休が……」
「すまん田中…それとこっちは少し良い知らせだ、依頼量10倍に加えて追加報酬1000万を確約して貰った、どうやら相当大事な人らしい」
「え!?マジで!?」
「あぁ!しかも非課税だ!」「非課税も!?」
「ようやく有給の使い所が来たじゃないの!!」
「あ、それは勘弁して」「いい加減労基行きます社長?」「すまん…」
「と言うか追加報酬で1000万とか随分破格だけれど誰救助するんです社長?」
「あぁそうだったな、今回の救助対象は随分人気らしいぞ、何でもAAクラス冒険者の救助依頼だからな」
「AAクラス」「あぁ、しかも男配信者では異例の100万人越え登録者のダンジョン生主のセツゲツ?ライト?って奴だ」
「雪月ライト……あ」
「社長、多分そいつ俺の弟子かも」
「なに?」「中学時代カツアゲで絡んできた所を逆にボコボコにした後ニコポで鎮圧したら勝手に師匠にされた、気分も悪くなかったからダンジョンに無理矢理連行して鍛えてた」
「今とんでもない事が聞こえた気がしたが?」
「いつもの事だろ社長」「それもそうか!」
「とにかく!今回は破格の依頼料だ!だがそれ相応の危険が伴う!行けるか?田中」
「もちろんですよ社長、俺、自称最強何で」
「よく言った!ダニエル!車を出せ!場所は東京都新宿第1ダンジョンだ!ほら2人ともとっとと行けGOGOGO!!」
「あいよ社長!!ダニエル!パトランプは忘れるなよ?警察の足止めは喰らいたくない」
「任せてろってゼウス!あんなうすのろブッチぎってやる!」
「よく言った!」
おっし!待ってろよ今助けに行ってやるからな…
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田中ゼウス
純日本人、クレイジーな親にやべえキラキラネームを付けられた、名前が原因で虐められそうになるも持ち前のニコポナデポ暴力で中学時代は文字通り知能抜きの全能になってた、今は相棒のダニエルと共にブラック一直線の人助けに奔走している。
中学時代に鍛えた弟子が何人か居る。
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