おまけ セレミアの鱗、練習中

今日も陽鞠はあべのダンジョン58階、セレミアのもとに来ていた。


セレミアの自爆がなぜか陽鞠の撃破判定になったらしく、陽鞠もエレベーターを自由に移動できるようになっていた。


セレミアの指導はスパルタ?だった。


『大事なのはイメージだ。もっとイメージしろ!』


「はい!⋯どう!!?」


『違う!なんで銀色の黙示録アージェンツ・アポカリプスをイメージしてひよこの形になるんだ!』


「でもちゃんと銃弾出てるよ?」


『キモッ!⋯しかも威力は出てないではないか。それならあの玩具の方がよっぽど強いわ』


⋯⋯どちらかと言えば陽鞠が悪い気もするが、セレミアはなんやかんや面倒を見てくれている。


「はぁ〜もう疲れたっ!休憩する!」


『そんなものでは美月の横に立つのは叶わないぞ』


「むぅ⋯⋯そういえばなんでセレミアさんは私に色々教えてくれるの?」


陽鞠の純粋な疑問だった。


『美月の友人だからだ。』


「そっか⋯⋯美月ちゃんってなんであんなに強いんだろうね」


『む?貴様知らないのか?それはだ。』


「はい?」


聞き間違いか?と陽鞠。


『嘘はついておらんぞ⋯どれ、少し授業をしてやろう。』


セレミアは最初から話し始めた。


ダンジョンとは建物や地下迷宮のようなイメージがあるが、それは違う。

建造物型と同じ割合で生物型のダンジョンも多く生まれている。


では何故現在確認されているのが建造物型ばかりなのか?

それは最も安定した形だからだ。


ダンジョンには内部にモンスターが現れ、それがダンジョンそのものに影響を及ぼすことができる。

セレミアがあべのダンジョンの上層を消し飛ばしたように。


そのせいでほとんど――いや、生物型ダンジョンが産まれる前に消滅する。


どうして美月はそのまま成長出来たのかというと、美月がダンジョンボスだからだ。

ダンジョンのモンスターはフロアボスには攻撃せず、フロアボスはダンジョンボスに攻撃しない。


つまり美月はダンジョンボス型ダンジョンだと言うことだ。


しかし、もちろん不老不死ではない。

その身体には血が流れ、成長もする。

老いることもあれば死ぬこともある。


『どうだ?分かったか?』


「⋯そんな重要なことなんでおまけ回で言ったの?」


『本編には美月が居るだろう』


「おまけはもっとライトでいいんだよ!」


『ま、美月が凄まじい理由はわかっただろ。そんなことより我が言いたいのはな――』








『―――皐月は人間だ。』



「⋯えっ、ホラー?」




――――


こんちゃー、ユーキノクターンですぅ〜


これにて【1階 大阪府・大阪市阿倍野区・あべのダンジョン】は終了です!


まさか美月が⋯しかもおまけ回で言っちゃうなんて⋯


⋯私のミスです。はい。


3日後更新!


次章!【2階 大阪府・〜〜・〜〜ダンジョン】です!


ヒントは陽鞠の成長に大きく関わる⋯⋯もっと言えば銃火器に深く関係する建物でございます!


皆さん予想をコメントしてくださいね〜!



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