主人公が訪れたのは、希少な果実を守り育てる郷。
山の斜面という大変な場所で、手間のかかる果実を大事に守り育てています。
現代はたくさんの美味しい食べ物があり、旬の美味しい果実も当たり前に口にすることができます。
しかしどんなものも、初めは誰かが手探りで手間暇かけて育て、改良を重ねて受け継いできたのでしょう。
ひとつのものを大切に育て、受け継いで、残していく。
簡単なことではありませんよね。
今当たり前に口にしているものも、多くの人々の努力で繋がれたものの欠片なのだろうと想像して、ありがたさを感じ、幸せな気持ちになりました。