第41話
鈴木 : なんか俺色々話したけどそうなんロウリー?
ぽっちゃり君アリンカムちゃんに全部任せて喋ってしまったので何でも知ってる感出ているけど何も知らない。
ロウリー : ピクゥピクゥピクピクウンウン
大丈夫ですよ。何故とか細かく聞かれるのも面倒ですしさっさと向かいましょう。
アリンカム : ピクピクピクピク
イルミナースの妖精復活に手を貸しましょう。
アカム : ピクピク!アカムピクピク!
早くアカムは主様のお家いきたいしな!
鈴木 : アカムは元気王冠ちゃんだね。そんな激しく動いてるのに王冠とれないね?
王冠をサワサワするとピクゥピクゥと取られないようにしどろもどろ動く。可愛いやん。
マイル : ピククククククク。ピクピク?
パーティ編成は考えてますか?
鈴木 : 女子達に聞いてみたけどもう少しここで妖精さん達とあと仲良くなった人たちとやりたいことあるんだって。だから剣聖とばあちゃんとメルティちゃんを誘ってみることにしたよ。
メルティちゃんの横にスフィがいる。仲良くなったのだ。話し相手もいっぱい増えてイルミナースのこと忘れたんじゃないかってぐらいスフィは笑顔ではしゃいでいる。
ガウェイン : すまねー裕介!今さっきお前のところのメカクレ嬢ちゃんから特訓したいって言われてな。他をあたれないか?勿論どうしても俺となら別にいいんだがな。
鈴木 : あおいが?剣が上手くなりたいって言ってたね。ならガウェインはそれお願いして他暇そうな人連れてこう。
ガリス : 裕介君さっきの話本当かい?今の話で家族達がまたうるさくなってきてね、妖精さん達が何かしそうな貴族がいるとすぐ横でペチペチモードに入るから抑止力にはなってるが…二日間しか期限がないとなると…
鈴木 : ガリスさん俺と来ます?イルミナース救う旅ですよ?数日ほどですけどね。メルティちゃんは来るって言ってます。
ガリス : 行こう
シリ : あなた!
ガリス : いだ!いだい!だがなぁ
シリ : エヴァリヒはこの通り手が空いてないのごめんなさい裕介君。ならユーリを貸すわ。それでいいかしら?
鈴木 : ユーリさん強そうだし大丈夫かな
ダークオーラ🧚♀️<ピクゥ?
そいつ襲ってきた奴だけど大丈夫?
鈴木 : ユーリさん大丈夫?まだ怒ってる?
軽装の髪の毛が立ってる身軽そうな男、ユーリが申し訳ない顔で近づいてきた。
ユーリ : …大丈夫だ。あの時は碌に話も聞かずすまなかったな。イルミナース…世界を救う旅に俺も付き合おう。奥様には妖精もついてるしな。
鈴木 : あ、気づいてた?
ユーリ : 当たり前だ。むしろ住人ひとりひとりに付いているだろう。恐ろしいことだ。
鈴木 : あとはばあちゃんと
水晶おばば : 誰がばあちゃんだい!
鈴木 : あ、きたねマリアンヌ。あと2人ぐらい連れ行きたいんだけど誰かいない?
水晶おばばマリアンヌ : 妖精だけじゃダメなのかい?
鈴木 : いや原住民とかいるでしょ?俺と妖精は分からんし襲われた時咄嗟に反撃して良いやつだったのに殺したとかになったら申し訳ない。(妖精ちゃんたち多分俺と家族以外には容赦ないんだよね)
水晶おばば : マリンを連れてこう。あとはバッカスかヴァースでええんじゃないか?
バッカス : すまん聞こえてた。俺は無理だからうちの所のこののんだくれを連れてってくれ
酒持ってる受付嬢 : げげ!?まじすか!?
ヴァース : すまんな。面白そうだが仕事がまた増えた。おいお前、着いていけ。外に出れるんだ、楽しんでこい。
商業ギルド白魔導士 : ギルマス〜ちょっとキャラ変わってませんかぁ?
五月蝿いと頭をこづかれてる白魔導士ちゃん
鈴木 : よっしゃ!パーティは多くても楽しいにきまってる!あの5人以外と一緒に戦うの楽しみだ!鈴木裕介です!斧で頑張ります!宜しく!
ユーリ : 自己紹介か。俺はフー・ユーリ。得意なのは槍だ。宜しく。
マリン : ま、マリン・タバサです!得意なことは…門の検問作業で水晶士をしてますが水魔法が得意です!宜しくでしゅ!
水晶おばばマリアンヌ : あはは。ファミリーネームを言うのは恥ずいねぇ。マリアンヌ・タバサだよ。水晶士だからって舐めないでおくれね。それじゃあ宜しくねぇ。
メリッサ : あぁ…のんだくれとか思わないでくれ。ストレス溜まると飲んじゃうんだよ…メリッサ・マドゥだ。受付嬢やってるが元はAランク冒険者で弓と斧を使ってた。宜しく。
鈴木 : 斧!?!?俺も斧なんだ!できれば使い方教われたらうれしいなぁ…
メリッサ : えぇ〜?ははは。まさか神から斧教えてくれと乞われるとはね。いいけど報酬は酒でね。
鈴木 : 酒!なんか手に入ったらお願いしようかな。てか…神って???
マリン : 知らないんですか裕介様。皆んなから妖精を統べる神って言われてますよ。
鈴木 : えぇ…(昨日下痢でトイレ篭ってた神って一体…アンが心配そうにトイレの中入ってきておなかさすったら治ったけど)
ユーミン : 次は私ですね!こんな凄いメンツに自己紹介!私も大きくなったかな?商業ギルド期待の星!ユーミン・パサタです!得意なことは白魔導士なので回復と状態異常の遅延とか、あとバフ凄くないですが頑張ります!
すると同じ階層から走ってくるポニーテールゆさゆさ女子が…あ、金原ちゃんだ。
優々 : 裕介!やっぱり俺も着いていく!(なんかあったら報告してくれって…使いっぱしりだがここよりかはいいかな?結構ゴチャゴチャしてきたし。)
鈴木 : あ、優々も来たのか。なら自己紹介ね。得意なこともいうんだよ?
優々 : 自己紹介…得意なこと?…金原優々。得意なことはこの素手で相手をめっためたにすることだ!剣と槍は普通!宜しく!
メルティ : 裕介様!私も居ますよ!メルティ・ガリス!スフィと一緒に頑張ります!得意なことは回復魔法と防御魔法です!
スフィ : ピクゥピクゥ!
イルミナース助けに行くピクゥ!
鈴木 : ごめんごめん…後ろの2人は?
ナキ : お嬢様の身の回りのお世話をします。
セバス : このセバス、肉壁にでもしてください。着いていきますよ。
鈴木 : 大所帯だぁ!
優々 : 裕介!確かに今までと比べて多い様に見えるけどダンジョン攻略の時はこの倍以上いるぞ?
鈴木 : …すげ。そうなんだ。
そしてぽっちゃり君が皆んなをみる。周りはまだ下にも上にも人だかりができていてワイワイしてるが話しを進めるぽっちゃり君
鈴木 : よっしゃ!10人パーティ+保護者妖精のパーティの完成だ!皆んな頑張って行こう!
ユーリ : ははは。裕介は勇者で斧使いで元気なんだな。昔の俺をみてるみたいだ。パーティが多いと配分が減るから普通は嫌がるんだが、楽しいならいいか。
水晶おばばマリアンヌ : ははは!楽しみじゃないかい!マリンを連れて実戦かいね。マリン、裕介が連れていく所だ。気を抜くんじゃないよ。
マリン : おばあちゃん大丈夫だよ。妖精もいるよ?
メリッサ : ギルマスちょっくら外行ってくるわ。色々調べるチャンスがあったら情報も持って帰るわ。
バッカス : 久しぶりにメリッサが弓を引くんだ。大船に乗った気持ちで任せるわ!ガハハハハハハ!
メルティ : えーと防具はこうやってこうやって
スフィ : ピクゥ?
ナキ : お嬢様、ここをこうして
セバス : ナキ、お嬢様の着替えは防具の付け替えとて人前ではやめなさい。
ヴァース : パサタ。気をつけてこい。皆んな帰りを待っているぞ。
ユーミン : ギルマスまっかせてー!(私もここに残る組だからね。戦争も飢餓もごめんよ。それに世界が滅びるかもしれないって…泥舟も良い所じゃない。)
女子達が近づいてくる
斑目 : 裕介気をつけてね。私は少し妖精さんとお話しして、せめて自衛できるようにするわ。どうしても祈祷師は火力が足りなくてね、足を引っ張るって実感があると切ないのよ。
鈴木 : ?唯さんが足引っ張るなんて誰も思ってないですよ?唯一の大人で俺たちの支えじゃないですか。
斑目 : ちょちょ!急に辞めてよ。キャラじゃないのよそんなの。
鈴木 : ?
倉谷 : 私もユーリさんの槍を見せられてこれじゃダメだってわかったんだ。自分の狭い世界だけじゃ分からないことだらけだ。僧槍士として槍だけじゃなくてデバフの勉強するよ数日後にはまだ裕介が外に居たら合流するね。
鈴木 : 夜!俺槍持った夜はかっこいいから一緒に戦えるの楽しみにしてるぜ!デバフはよくわかんないけどユーリに手伝ってくれないか頼んでみるよ。
ユーリ : 聞こえてる。倉谷夜だったか?ガウェイン様も教えてるんだ、俺で良ければ教える。槍だけだがな。
倉谷 : ちょ裕介急に褒めないでよ〜。ユーリさんありがとうございます!絶対教えてください!
ユーリ : ははは!槍を教えるとなると俺は手を抜かないからなある程度鍛えとけ。
木下 : 裕介君!私ガウェインさんと修行してすぐ追いつくからね!
鈴木 : あおいも無理するなよな。最近怪我が多いのも練習してるからだろ?レベリング付き合うからあんまりボロボロになるなよ?
木下 : 裕介君〜♡
小林 : あおい戻ってくれ。私たちはクラスのカースト底辺組だろうに。まあかなり強くなったが、、
鈴木 : しずかもこれないのか?
小林 : 裕介居ない間にある程度この世界について知りたくなったんだ。勿論皆んなで合流できそうならそっちに行くよ。大丈夫裕介?
鈴木 : 任せろ!優々さんも一緒だし妖精もいるし問題ない!
小林 : 怪我するなよな〜
まだ周りはざわめき街の役職持ちたちが下のものに指示を飛ばしている。
するとぽっちゃり君一行が他を無視して準備が終わりそうになると恰幅がいい男が怒り顔でぽっちゃり君に物申す。
本土貴族 : おい!貴様!私が帰ったら招致しないからな!この情報を全て国に報告させてもらう!
鈴木 : ?報告はしたほうがいいと思うよ?隠す必要はないよ。
本土貴族 : ふん!大体君は私たちをこんな目に合わせて勝手にどこへ行こうとしている!ふざけるな!
この声には民衆も聞き耳を立てている。
ぽっちゃり君は当たり前のように口にする。
鈴木 : イルミナースが滅びるかもしれないんだ。俺は出来るか分からないがイルミナースを救いに行く。
本土貴族 : え…ほろ…びる?
案の定妖精魔法で街中に広がってしまう。
ガリス : あちゃー
シリ : 貴方?言葉遣い
ガリス : いてててて!
遠目で見てた貴族 : ほ、滅びる!?
遠目で見てた貴族ちゃん : そんなの聞いてない…
学園にいるドリル髪お嬢様貴族 : …そんな
執事 : …お嬢様。不明の情報です。鵜呑みにする必要はないかと。
ドリルお嬢様貴族 : この空、この空間、妖精たち。ここまで証拠を必要としない圧倒的力を持ったものの発言を信じるに値しないとでも?
執事 : …失礼致しました。出過ぎた真似をしました。
ドリルお嬢様貴族 : お茶会を開くわ。誰を誘うかは貴方に任せるわよ。まさか辺境にきたらこんなことに巻き込まれるなんてね…
執事 : はい。すぐに用意します。…お嬢様は戻る組ですよね。
ドリルお嬢様貴族 : ふふふお茶会次第ね。こんなこと二度経験することはなくてよ。もし私自身に旨味があるなら私はイルミナースを捨てるわ。
執事 : …
ぽっちゃり君についていく予定のパーティは今のぽっちゃり君の発言で手に力が入る。ふざけてた目もやめていた。
本土貴族 : で、でた、出鱈目だ!
鈴木 : ごめんな。あんたと話す暇あったらイルミナースに行ってくるわ。あんたも帰るんだったらせめて滅びない星に帰りたいだろ?まあ2日以内に結果が出せるかわからないが
本土貴族 : ツゥ…世界を救うなど世迷言を!どうやれば救えるのだ!
鈴木 : それを今から確認する。邪魔をするな。
本土貴族 : ガハッ
本土貴族が麻痺したように倒れる。
遠目から見てた貴族たちが顔色を青く変える。
鈴木 : ガリスさんお願いしますね。
ガリス : はぁ…分かった。娘を頼むぞ。(最近髪がぬけてるような)
ガウェイン : 貴族はいつの時代もしょうもないな!
水晶おばば : ははは!アンタが言うと説得力があるね!
マイン : ガウェイン様貴族にちょっかいかけてかけられての関係ですもんね。
鈴木 : パイシル頼む。
パイシル : ピクゥ。ピクゥピクゥ〜
やっと話が進みましたか。主様任せてください今準備しますね。
大きめの魔法陣が出てくる。皆んなびっくりした顔でペタペタ触っている。
ダークオーラ🧚♀️やお姉さん🧚♀️たちや赤い髪のアンの部隊が集まってきた。
そして詩が始まる。
鈴木 : やっぱり妖精皆んなの歌はいいな。好きだよ。
アン : ピクゥ〜♡
木下 : 裕介君
鈴木 : うん?
チュッ
鈴木 : ファ!?
木下 : 行ってらっしゃい!
斑目 : あらあらまだそんな勇気ないわお姉さん
倉谷、小林 : ああ!
優々やユーリやガウェインが口笛を吹く。ぽっちゃり君は吹けないのである。
鈴木 : い、行ってきます。
慣れないことをされて顔を赤くしてぺこぺこしながら妖精たちと10人パーティが消えた。
彼らの転移をみた民衆は呆気に取られ無言になっていた。
ガリス : ……転移魔法。
シリ : 今から各担当区画長とギルド長を集めて話し合い兼説明会の準備に入ります。
ガリス : 働くかぁ
ガレス : ち、父上!!私も手伝います!
ガリス : 頼むガレス。お前は自慢の息子だ。我々ガリス家の未来はガレスにかかってるぞ。
ガレス : はい!
それぞれの思惑が動くわけでもなく皆んながほぼ同一の目標に向かって頑張るのだった。
これもぽっちゃり君の力なのかもしれない。
マイル : ピククククククク。ピクゥピクゥ?
女神ユネフの残滓がある?
アン : ピクゥ!ピクピク!
あの駄女神!変なもの残しっていってるのね!
ぽっちゃり君の初めての異世界編は続く。
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作者です!お読みいただきありがとうございます!
更新ペースは大体1-3日に1話でやっていきたいと思います。
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モチベにも繋がりますので出来るだけでいいのでお願いします!
引き続きぽっちゃり君を宜しくお願いします。
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