(☆)勇者のモノローグー愛しき人よー
私はあなたがずっと
あの日、
あなたは私を知らなかったけれど。
それも悲しいとは思わなかった。
むしろ
もう幼い子供じゃない私を見てほしい。
忘れられていたからこそ私は
もう一度あなたと
――あなたにとって強く
こんなに強く
あぁ、
ひた隠していたからあなたの勇者になれた。
あなたのそばにいてもいい男として見てもらえた。
――あなたにとって優しく
隣を見ればすこやかに眠るあなたの姿。
私はあなたがずっと欲しかった。
あの日、出逢った日からずっと。
あなたを
本当は
あなたを
本当は
あなたを
本当は
あなたを悲しませたくない。
本当はあなたの全てを私のものにしたい。
あなたに
本当は嫌われても
――あなた以外、
あなたと出逢えた。あなたの勇者になった。あなたを
――あなたは私のもの。私の全てはあなたのもの。
あぁ、
あぁ、いけませんね。と思うのに、つい、あなたに
――まぁ、私も
――私の
困ったものだ。ゆっくりでいいと私が言ったのだから。それでもあなたが
――おやすみなさい、私の
隣を見ればすこやかに眠るあなたの姿。
私はあなたがずっと欲しかった。
あの日、出逢った日からずっと。
――あの森で出逢ったあの日から。
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