アンタは俺のモノ5
男はプンプンと怒りながらも自己紹介を始める。
「オレは
触れていないのにスマホ画面に男の名前が入力された。これがポルターガイストってヤツか。
それにしても……。
「名は体を表すってこういうことなんスね」
「オレの両親もまさか息子が幽霊になるなんて思って名づけをしてねーんだわ」
ユーゲンさんはこめかみに青筋を立てて怒っているが、"柳"や"幽"は勿論、黒いという意味を持つ"玄"だって幽霊要素を引き立たせていると思う。
「お前さ、さっきからマジ不謹慎だよな! 年下のクセに態度デカいし、図体もデカいし、あとデリカシーがない! つかなんなの? 何でオレ達フツーに会話してんの?? オレ、幽霊ぞ? 幽霊ぞ? 霊能者の類いじゃないならビビれよ! 動じないにも程があるだろ!」
唇を尖らせて不満を爆発させているユーゲンさんだが、ビビれっていうのは……無理がある。
「オレ霊感とかゼロで、幽霊とか信じてなかったスから。それがこう、急に幽霊が現れてもぶっちゃけ"へー、マジか"程度というか……」
「というか?」
「逆に引く」
「オレの方がお前に引いてるんだが?! このバーカバーカッ!!」
……"バーカバーカ"とか言っちゃう幽霊が怖いはずがないんだよなぁ~。
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