<コメント>

 今回のお題は「人工知能(AI)・爪切り・不眠症」でした。「人工知能」という今時の言葉をどう使うかがカギになりそうです。

 「人工知能」はSFで定番のテーマです。一昔前は空想の産物として扱われていましたが、技術の追いついた現代では身近な存在となっています。例えば、昔は夢物語であった「『人工知能』の感情」も、現代では研究テーマの一つになっています。時代に合わせて「人工知能」の扱い方をアップデートしていく必要がありそうです。「爪切り」は日常的な行為です。僕は「夜に爪を切ると早死にする」という迷信がパッと思い浮かびました。衛生やファッションの言葉として使うのが簡単そうです。「不眠症」は難しかったと思います。現代病と言っても過言ではない病気ですが、不健康の登場人物を強制されるのは厄介です。ここを中心に考えていくのが丸いかもしれません。

 今回は「爪切り」と「不眠症」が健康・衛生という面でシナジーがあったので、そこから「健康をサポートするAI」というアイディアを導きました。ただ、それだけでは面白くないので、「偏った情報に傾倒していく男」をメインにストーリーを組み立てました。「AI」も使う人間次第ということです。

 今回はTwitter漫画をイメージし、会話文を多めに書きました。地文も第三者目線の客観的な叙述に固め、周囲が変わらない中で佐藤の意識だけがねじれていく様を表しました。

 ちなみに、「Hygieia」はギリシア神話における健康の維持を司る女神から取りました。もっと言いやすい名前にしたかったのですが、いい名前が見つからなかったです。

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第11回 Hygieia 佐々木キャロット @carrot_sasaki

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