第5話 空色
空の色が知りたくて
朝 ぼんやりと空を眺めていた
夜の暗がりから徐々に朝が顔を出すころ
空は赤紫に染まっていた
昼 大地に寝そべり空を見ていた
風の流れで ちぎれてしまった雲が
群青色の空に まばらになって浮かんでいた
夕刻 夕焼けチャイムの響く空を見上げた
屋根の上に止まっていたカラス達が
真紅の空へと帰っていく
夜 寝室の窓から空を見た
月明かりに照らされた星達と
黒色の空が広がっていた
時間とともに変化する
きっと そのどれもが
空の色なのだろう
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます