???「ふあぁ…あ?なんだこのピカピカしてるやつ」


システム『現在、安全に着陸するための土台に不具合が起きています。このまま地球へ上陸してしまうとこの船は大破します。』


???「あー…緊急脱出は使えんのかこの船」


システム『安全とは言い切れません。万が一の最終手段と言えるでしょう。緊急脱出を実行しますか?』


???「…もしこの船が壊れれば学園からの連絡は来なくなる…実行!!」



システム『緊急脱出機能を実行するには所有者の認証が必要です』


???「…ハ?」


???(シマッタ!!設定的ニコノ船ノ所有者ハ親父…!!)


???「じゃ、じゃあ代わりに…!!」


システム『着陸が困難だと判断しました。船内に防護用バルーンを展開し不時着します』


ビービービービービービー


???「え!?ちょっと待て!バルーンの準備はまだしてな…!!」















システム『ガガガ……ガガ…ガガガガガ………』


???「くっ…よりにもよって野生動物が多い地域に不時着したようだ…」


システム『ガッ…ゆ……………ガガッ……』


???「ちょうど衝撃を和らげるものがある場所で良かったが出血が多い…ひとまず少しでも明かりがある場所で治癒をしなければ」



熊「……」


ノソッ


???「こいつが例の野生動物ってわけか。困ったもんだ…確か……よし、今度こそはあったぜ」


パンッ


熊「グアァ」


???「へへっ、電撃とはいえ死ぬほど痛いだろう。今のうちに……」


つづく

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