第3話 人生がテトリスならば棺桶の長棒決めて消えていくから

人生がテトリスならば棺桶の長棒決めて消えていくから


6の目がいつも嬉しいわけじゃなく 6連勤のち一回休み


糸電話二人して口を当てるから誰の耳にも届かぬ言葉


赤い糸ちぎれそうだな心臓の鼓動も鈍る低気圧の日


自分だけ清いつもりかここで今共に汚れて飛び込めば、渦


煮込むほど味が染みてく人生もそうであろうか歳を重ねる


花形の仕事じゃないが泥臭く与えられた場所で咲けます


ペンは剣 さながら本は読む鎧 剣は守るために振るわれる


人によく道を聞かれる 牙を剥き唸ることなく害もない我


夕闇に息を切らして走る犬 明日がそんなに待ち遠しいのか


2で割って余りがゼロなら偶数だ 1人の君を愛していても

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