茶髪にふんどし――そのギャップに笑いながら、人の本質に触れる温かい短編を、ぜひあなたの心で味わってください👦🩲
では、歌います。ふんどしの歌『風をまとう、僕の誇り』🎤🎵
(Aメロ)
茶髪が揺れる 夏の午後
ふんどし締めて 歩く道
誰かが笑う 誰かが引く
でも僕は 僕のままでいたい🎵
(Bメロ)
白い肌に 風が触れて
心まで すっと透き通る
伝統なんて 知らなくても
この布が 僕を包んでくれる🎵
(サビ)
ふんどし ふんどし 僕の誇り
見た目じゃない 中身で勝負
ふんどし ふんどし 笑ってくれ
それでも僕は このままでいい🎵
(Cメロ)
誰かの価値観に 縛られず
僕は僕の 布を選ぶ
茶髪もふんどしも 僕の色
それが僕の アイデンティティ🎵
(ラストサビ)
ふんどし ふんどし 風をまとう
自分らしさを 締め直す
ふんどし ふんどし 誇りの歌
今日も僕は この布で生きる🎵
ご清聴、ありがとうございました🐱
「あのひと、美人じゃないのに」
「スリムじゃないのに」
「若くないのに」
そんなことばのあとに、
「あんな可愛い格好して、みっともない」
なんてことばが続くのを聞くと、私は悲しくなります。
自分に似合うものが着たいと思って、似合うものは何か考えて着る、そのこと自体は、本人が楽しくやっているかぎり、素敵なことだと思うのです。
でも、自分以外のひとが何を着るかについてどうこう言う権利は、誰にもない。
主人公は、ふんどしに憧れている中学生男子。
でもまわりのひとたちは、可愛い容姿の彼にふんどしは似合わないと言うばかり。
地域のお祭りでふんどしを締めたいと思っても、セキュリティ面を理由に断られてしまいます。
がっかりする彼の前に、法被姿のお姉さんが現れて衝撃的な告白を――。
「容姿や性別や年齢に関係なく、着たいものを着ればいい」――作者様のストレートなメッセージが胸に響きます。
また、可愛いと言われるのがずっといやだったのに、ラストでは○○○もいいかも……と思うようになる主人公の心境の変化も素晴らしい。これがあることで、物語の深みがどれほど増していることでしょう。
まわりに押しつけられる「可愛い」と、自分で「“可愛い”もいいな」と思って身に着ける「可愛い」は、全く違うものですから。
もちろん、告白されたときに何と○○の話をしてしまうという、自由で柔軟なお姉さんのキャラも最高に魅力的です。
容姿や性自認にまつわる悩みを抱えている方にも、そういう悩みを抱えている家族や友達がいる方にも、そんなこと考えてみたこともなかったという方にも読んでほしい、短いなかに大切なことが詰まった――それでいて決してお説教くさくはない、あたたかいユーモアに満ちた名作です!
「ふんどし」という日本の伝統的な衣類を通じて、主人公の成長と自己理解の過程を描いた物語であると思います。
主人公は、その外見や外見由来の他人の期待(偏見)に悩みながらも、ふんどしを締めることで、自由さや解放感を感じることに成功します。よかった。
見た目や性別に関するコンプレックスを抱えた主人公が、他者との交流を通じて自分を大切にすることができて本当に良かったと思います。
ユーモラスで個性豊かで温かいキャラクターたちが物語を彩ります。それらもまた、この物語を楽しいものにしてくれています。
実は、誰もが無意識に持っている「偏見」に対する強烈なアンチテーゼなのかな、そんなふうにも思いました。