主人公のアイダは、考古学の作業室で働くアラフォー男子。
絵描きだった腕を活かして、ロットリング(製図用のペン)で誰よりも綺麗な線を引いて図面を描くことができた。
そんな彼が、「黒曜石マスター」シズカ先生の影響から黒曜石の魅力に惹かれていき、「石がやりたい」と猛アタックの末に石の記録係となる。
黒曜石と向かい合い、自分自身を消し去るほどまで集中し、ひたすらに線を引いていく。
本作は、考古学の作業室という特殊な仕事現場を描いておりますが、黒曜石を偏愛するシズカ先生とのやり取りは非常に楽しげで、とても親しみやすい雰囲気です。
また黒曜石の虜となった主人公のひたむきな情熱に……拝読中、「こんなふうに仕事に向き合いたい」という想いがこみ上げてきました!
明日から、仕事のヤル気が上がること間違いなしです!
また、本作には改稿前とその後が用意されており、作者様がいかにして丁寧に描き直したのかを実感することができます。
素晴らしいお仕事小説です!
是非ともご一読を!