第2話 学校の美少女らしい
「学校の美少女でしょ!?あんた!」
…?
「いやいやいや!!学校の美少女?私が??んなわけ!」
あ!そうか!ドッキリだ!
ドドドドドド…と足音が聞こえた。
「茅ヶ崎さんは美人だろ!!」
「めっちゃ可愛いよ?!」
「自覚ないの!?」
と、騒ぎ出す廊下と教室。
「ええ…?ドッキリじゃないの?」
「そんなわけないでしょ?!」
美夏は怒ったような、そうでもないような声をあげた。
「……無自覚で誰でも優しいあんただから好かれてるんだろうけど」
……え?美夏ツンデレ??かわいすぎんか。
「入学式…というか!中学から言われてたんだよ!?この高2までの5年!」
もう私は驚かない。なんかもうわかんなくなってきた。さっき入学式って言ったじゃん。だいぶ違うけど。
「俺にとっては初めからかわいいって思ってたけどね~。」
「……私はもう驚かない…ってえ?!」
かかか、嘉賀さん!?
後ろから出てこないで!
「驚いてんの草。」
「……
この金髪ギャルは波瑠香。中学から仲のいい友達。
「てか、うち嘉賀っちの好きになった理由知ってる」
まあ確かになんでかは気になるけども。
「……なんか人多くない?」
「あんたが学校の美少女を否定するからだろ。」
「マジウケる。人気者になった気分だわ」
………平和な日常返して。
「で?なんで嘉賀くんは亜紗妃のこと好きになったの?」
「お!気になる?気になる?」
ちょっと待って、いつも真顔で「ウケる」って言ってる波留香が笑ってる!かわいっ!
「こんなに人のいるとこで言うなよ……」
……のわあああああ!!嘉賀さんが照れてる!レアだぁ。
「……たしかしたかし」
なんだその呪文。
「じゃ、みんな帰った帰った~」
美夏の声で来ていた人たちはクラスに帰っていく。
「え、これ本人に好きになった理由聞かれんの?」
「そーじゃね?」
若干照れる嘉賀さんに波留香が言う。
「……俺から言っていい?」
「え、それマ?」
「本人から好きになった理由聞くのだいぶ恥ずいけど」
美夏!!そうなんだよ!まだ噂みたいな感じで波留香に言われるほうがいいよ!?
「…言いたい。俺が。」
……真剣なんだ。嘉賀さんも。
なら…いいかなぁ。聞いても。
「……!亜紗妃っちが聞きたそうな顔してる」
「えっ!?」
なんでバレた!?
「えーっと、確かあれは…」
このまま始めるの!?
場所変えるとかないの?!
「……美夏っち」
「わかってる。このクラス全員てっしゅー!!!」
……撤収?!なんで!?
あ、聞かれないようにか。
ぞろぞろとクラスメイトが気を使って出ていき嘉賀さんと二人になる。
「……話していい?」
「いいよ」
嘉賀さんの少し寂しそうな顔を見て思わずうなずく。
「俺、小学校の時から…いや幼稚園の時から亜紗妃のこと知ってるよ」
……………………え?
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