第二章 ともに狩りをし、ともに食事をする

2-1

 うすぐらい中、バチィッと目が覚めました。となりにはこちらを向いてすやすやとねむる、ダークアッシュヘアーのレオン様。


 おたがいがいる生活に慣れ始め、食の好みなんかも少し分かってきて気付いたのは、レオン様の食への興味のなさ。おどろくほどにきらいがなく、出されたものをもくもくと食べるだけ。


 朝食など、体型を気にする乙女おとめたちよりも少ないのです。

 それなのに、どうやってあのたくましい体をしているのでしょうか? 本当になぞです。


 どこのしきにも七不思議があるとかなんとかいいますが、きっとこれがこの屋敷の一つ目の不思議ですね、なんて考えながら私室の横にあるしょう部屋に向かいました。


 白シャツにズボン、しゅりょう用のベストなどを身に着け、ひざしたまでのブーツをき、しっかりとかみしばりました。最後にこしにロープやナイフ、たんけんを下げ、弓を持ったら準備かんりょう


「さて、りに行ってまいりますわね」

「おおおお奥様!?」


 後ろでじょが何かろうばいしている気がしますが、まぁ止められないのでいいでしょう。


 さっそうと朝の狩りにけようとげんかんを出たところで、おおあわてのしつが追いかけてきました。シャツとズボン姿に、ジャケットは羽織っていますが、髪がボサボサです。どうやら起きたばかりのようです。


「奥様! 早朝からどちらに行かれるのですか!?」

「狩りだけど? 侍女に伝えておいたでしょう」

「……はい? え、本当に狩りに? お一人で?」


 一人で行ったらだったのかしら?

 執事が、レオン様を呼んでくるからここで待っていてほしい、と必死につのるものだから、仕方なしにうなずき、玄関先でレオン様をお待ちしました。


 許可を取らねばならなかったのなら、昨日のうちにいただけばよかったですね。わざわざ眠っているのを起こすのは気が引けてしまいますから。段々と朝日がのぼしました。


このままだと朝の狩りは中止でしょうか……とぼんやり空をながめていましたら、の上からガウンを羽織ったレオン様があわてて走ってきました。


「クラウディア! 家出をしようとしていると聞いたが!」


 ――――はい!?


 なにゆえにそうなるのですか。ただ日課の狩りを再開しようと思っただけですのに。そうお伝えすると、レオン様がキョトンとされました。


「なぜ、狩り、を?」

「先日、レオン様が屋敷の奥のことは私に任せるとおっしゃいましたよね?」

「……言ったが………………日課? 狩り? すまないが、順序立てて話してくれ」


 屋敷の運営を任せていただけることになりましたので、とりあえずお肉の確保が優先度一位ですから、日課を再開すべきと判断したのです。まだまだこの領地の地形をあくしていないので、先日の狩り場付近からたんさくを始めようと思っていた、とお伝えしました。


「…………肉の確保が優先度一位……とりあえず、私も同行する。えてくる」


 レオン様はそう言い残すと、走って屋敷の中にもどっていかれました。これは狩りに行っていいということですよね? 慌てようから、駄目と言われてしまうかとヒヤヒヤしてしまいました。


 玄関先でしばらく待っていると、屋敷の裏手からあしの馬に乗ったレオン様が、もう一頭のだれも乗っていない白馬を引いて現れました。

 なぜに空の馬を? と思いましたら、乗るように言われました。


「え?」

「あっ、乗れないのか?」

「いえ。乗れますが」

「…………乗れるのか。まぁそんな気はしたから連れてきたんだが」


 狩り場には馬で向かってもよかったようです。


「先日はみなさまと歩きましたから、徒歩でしか行ってはいけない狩り場なのかと思っていました」

「いや、あれは訓練目的だからだ」


 レオン様が馬から降りて、白馬のづなわたしてこられましたので、あらどうもと受け取って、白馬にあいさつしつつ左側に立ちました。左手でたてがみと手綱をしっかりとにぎり、右手はくらの後ろをつかみます。

 左足をあぶみけ、勢いよくまたがりました。


「………………ん、乗れるよな……」


 右足を鐙に掛けていると、レオン様がみょうにしょんぼりとした声を出されました。なんだか行き場のない手をそっと下ろしているような?

 そして、とても美しい所作で芦毛の馬に跨がると、馬の腹をかかとでクッと押しました。出発の合図ですね。


 あまり早く走らせないなみあしへいしんするようです。


「馬上で話せるか」

「はい、だいじょうですよ」

「ん。クラウディア、私は君が何ができて何ができないか、全く知らない。私たちはまだ知り合ったばかりだ」


 確かに。輿こしれしてまだ一週間ですものね。私もレオン様のことをほとんど知りません。


「予期せぬ形ではあったが、君とけっこんした。けいやく結婚ではあるが、君を大切にしたいと思っている」

「まぁ! ありがとう存じます!」

「……うん。なるほど」


 なぜか苦笑いをされてしまいました。お礼を言っただけですのに。


「クラウディア、ようはどこまでできる?」

「この子とのあいしょうもあるかとは思いますが、かけあしまでは大丈夫だと思います。しゅうは少し慣らさないと厳しいかと」

「………………ん、分かってた。うん。では駈足で向かおう」

「ハイッ」


 白馬の腹をり走るよう指示しましたら、後ろから「あまり先に行くなよ」と聞こえました。そういえば、『だん様を立てて少し後ろを歩くようにするんだぞ』とかなんとかお父様が言っていたような気もします。


「申し訳ございません、旦那様を立てねばなりませんでしたね」


 これは完全なる失態でした。そう思って速度をゆるめてレオン様が隣に来たときに謝ったのですが、レオン様がキョトンとした顔でこちらを見て「いや、道が分からないだろう?」と仰いました。まさかのづかいに心がふわりと温かくなります。


 そこで、ふとこれまでレオン様に全くおこられていないことに気付きました。私、結構自由気ままに過ごしているのですが、レオン様は驚いたりあせったりはされるものの、怒らないんです。元々怒らない方なのでしょうか? 

 それともすごまんしているとか? 

 ともに生活しているのに、まだまだお互いのことを知らないものですね。


「あそこの広場に馬をつなごう」

「はい」


 昇り始めた朝日を背に走ること二十分。レオン様おすすめの狩り場近くにとうちゃくしました。


 白馬はしょうおだやかな子のようで、とても乗りやすかったです。戻ったらしっかりとブラッシングしてお礼をしましょう。


 芦毛の馬はなんだかごげんななめのよう。げんそうな鼻息が聞こえてかえると、さおち―― まえあしを高く上げて後ろ脚のみで立つクールベットというわざのような格好――になっていました。


「っ!?」


 レオン様が振り落とされるのではないかと心配しましたが、彼は慣れた様子で手綱を片方の手でしっかりと握り、もう片方の手で首と胸のさか辺りをやさしくパンパンとたたいて落ち着かせていました。


「怒るな怒るな。全く、お前はわがままだなぁ」


 レオン様いわく、芦毛の馬ことラースは、とにかく先頭を走りたがるのだとか。どうやら私が少し先を走っていたのが気に食わなかったようです。ちなみに、レオン様以外が乗ろうとすると、たいてい蹴られそうになるのだとか。


「アレクは誰でも乗せたがるし、穏やかな馬だから大丈夫なんだがな」


 私が乗っている白馬はアレクというそうです。降りて鼻筋をでながらお礼を言うと、スリッと顔をこすけてきました。本当にひとなつっこい馬のようです。

 対してラースはいまだにご機嫌斜め。耳をぺったりと後ろにたおして、ブルルルと鼻を鳴らしています。


「ん。ほら、草が食えるところに繫いでやるから少し待て」


 レオン様がラースに鼻でドシドシとつつかれながら歩いています。レオン様、めちゃくちゃなつかれていますね? なんだかねる子どもと気の長い父親のような構図です。


 もう少し馬たちとたわむれていたくはありましたが、狩り場にお肉が待っていますので、今は我慢です。


 レオン様と二人、森の中を足音を立てぬよう歩き始めました。

 現在、私たちはうさぎを狩ろうとしています。うさぎは『はくめいはくせい』で、朝方や夕方に活発になる性質のため、早朝に巣穴から出てきているところをねらうのが定石です。日中は必ずているというわけではありませんが、発見率がかなりちがいます。


 そうっと歩きながら草木のかげのぞいていると、モフプリッとしたうさぎのおしりが見えました。野うさぎにしては一回りほど大きいような気がします。

 ばやく弓をかたから外し、矢をつがえて、射る。


 ――――よし!


 くさかげに見えていたうさぎの体が、ボテリと地面に横たわったので回収しようと一歩したときでした。

 うさぎには声帯がないのに、ギェェェェとだんまつのようなさけごえを上げました。それと同時に見えた、うさぎの額からびる角。


「え?」

「ホーンラビットか。仲間が来るぞ」


 レオン様がそう言うと同時に腰から剣をかれました。


 ――――え?


 レオン様が「来るぞ」と言って一分もしないうちに、草むらがガサガサと音を立て始め、何かが数ひき近付いてくる気配がしました。


「ホーンラビットは、ああやって仲間を呼ぶ。仕留めるときはのどつぶさないと、際限なくおそってくるぞ」

「……初めて見ました」

「ん、王都にじゅうは出ないからな」


 少し下がっていなさいと言われたので、なおに後退して戦い方を観察することに。


 レオン様が上半身を少しだけ低くした次のしゅんかん、素早くして草むらの中で剣を一振りしました。


「ん。二だけか」


 なぜ、一振りで二羽仕留められているんでしょうか? しかも二羽ともしっかりと喉をられています。もしや、レオン様ってとてつもなくお強い様なのでは?


 狩り場に来て十五分。すでにホーンラビット三羽を仕留めてしまいました。


「まだ何か探すか?」


「いえ、狩りすぎても生態系をくずしますので」と、そこまで言ってふと疑問が出てきました。魔獣の場合はむしろ狩りきった方がよいのでしょうか? 

 レオン様におたずねしたところ、やはり狩りすぎてもいけないのだそう。


「ホーンラビットは魔獣の中でも少し強い程度でしかなく、にくしょくじゅうえさになりやすい。つまり、それが減ると?」

「肉食獣の餌が足りなくなり、人里に下りてくる?」

「ん、正解だ」


 レオン様がやわらかくほほみながら、頭を撫でてめてくださいました。ちょっと子どもあつかいされていませんかね?

 でも、まぁ、なんだか心がポカポカするので文句はありませんが。


「では血抜きをしてから、屋敷に戻ろうか」

「はい」


 二人で手早く処理をし、馬を繫いでいた広場に戻りました。

 もう少し、二人きりでいたかったような、ホーンラビットのお肉を早く食べたいような、そんな複雑な気持ちです。


 帰り道は常歩でへいこうしました。個人的には肉がいたむので、速歩か駈足で帰りたかったのですが、少し話さないかと言われれば、やぶさかではなく。

 しかも、りょうしょうすると、うれしそうに微笑まれるものだから、さらに更に吝かではなく……。


 先日は見かけなかった魔獣。なぜなのかとうかがいましたら、あそこはそもそも魔獣がほぼ出ないことと、基本的に夜行性の獣が多いのだそう。


「魔獣といえど、根本は同じ習性だ」

「なるほど。だからホーンラビットも早朝の今、出てきていたのですね」

「ああ、そうだ」


 レオン様と魔獣についてたっぷりお話ができて私はかなり満足なのですが、レオン様はこのあとも騎士団でお仕事をされるとのこと。朝から体力を使わせてしまいなんだか申し訳ない気分です。


 屋敷に戻り、湯を浴びてから朝食を取ることになりました。お昼と夜は、レオン様のろうを回復させるようなお料理をお出ししたいものです。


 今日の朝食は、厚切りのハムが三枚とカリカリベーコンが五枚ありました。昨日と違うのは、レオン様のお皿にもハムが一枚とベーコンが二枚置いてあったこと。

 細かくくだいたくるみが混ぜ込まれたパンに、ベーコンとスクランブルエッグをはさんでいましたら、レオン様が自分もすると言い出しました。


 あまりおぎょうはよくないと思うのですが、私はしいものには逆らわない主義。レオン様はとうばつで野営飯に慣れているので、元々そこまで作法は気にしない主義とのこと。


 価値観、せきがっです。


「ん、いな。だが少し味が足りない」

「マヨネーズを少しだけパンの断面にるといいですよ」

「ふむ。次のはそうする」


 レオン様がワクワクとした顔をしています。


「今まで、出されたものを食べるだけだったが、食べ方や味を自分でふうするというのは楽しいものだな」


 ハムとベーコンのダブル挟みはタブーだろうか? など、色んなことを聞かれました。個人的には、アリです! と答えました。二つの食感と、それぞれのうまが補完しあうのがたまらないのですが、好みは人それぞれ。


「色々ためして成功や失敗を体験するのがおすすめですわ」

「ふむ。見習い騎士と同じだな」

「うふふふ。レオン様もお肉大好きメイツの仲間入りですね」

「…………お肉大好き、メイツ……ぶふっ……ふはははは! ゲホッ!」


 なぜかむせ込むほどに笑われました。そして、何度も『お肉大好きメイツ』とつぶやかれていましたが、何がツボだったのでしょうか?


 騎士団に向かわれるレオン様を見送ったあと、今朝狩ったホーンラビットの調理を指示するため、ちゅうぼうに向かいました。通常のお仕事があったのに早朝から付き合わせてしまい大変申し訳なかったのですが、がおで「楽しかった。またともに行こう」と言ってくださり、ちょっと嬉しかったです。


 レオン様は着々とお肉大好きメイツになっていますね。

 この調子で厨房の使用人たちもメイツにしていきましょう。とりあえず料理長から。


「――――ということで、ずはホーンラビットのさばき方を教えてくださいます? うさぎといっしょでいいのかしら?」

「……はぁ。えっと、はい。ホーンラビットの角は素材として利用されますので、なるべく傷付けずに根元から魔獣専用のノコギリで切断します」


 魔獣専用ノコギリなんてものがあるのですね。


 聞けば、ノコギリのとくしゅな加工がされているのだとか。つうのノコギリでも切れなくはないけれど、一時間近くかかるそうです。それが専用ノコギリだと十分とかからずに切断できるそうです。


「凄いです、魔獣専用ノコギリ」


 角をガシッと握り、ゴリガリとけずりました。ちょっと楽しいです。


「ところで、素材って何になるんでしょうか?」

「ホーンラビットですと、れいいです目的の武器からアイスピックなどの日用品まで、多様性がありますよ」

「へぇ。ただ討伐して終わり、じゃないんですね」


 そんな話をしつつ、ホーンラビットを捌き、料理長にリエーブル・ア・ラ・ロワイヤルを作るように指示しましたら、引きつった笑顔を返されてしまいました。


 リエーブル・ア・ラ・ロワイヤルは『王家の野うさぎ』とも呼ばれる、ジビエ料理でさいこうほうと言われているものです。皮をいだうさぎを開きにし、骨を取り除いて平たいお肉にします。その平たいお肉に、うさぎの内臓やフォアグラのペーストやトリュフなどをめたあとつつじょうに丸めたら下準備完了。


 それをハーブでしっかりとみながら数日んだものなのですが、非常に手間が掛かるので、料理人たちはレシピを知っていても、なかなか作ろうとはしません。料理長の引きつった笑顔でそれを思い出しましたが、スルーすることにしました。


 レオン様に食べていただきたいので、何が何でも作っていただきます! 料理長がやりたくないと言うのなら、私がやります。そう伝えると、料理長が「作らせていただきます」と言いながらうなれていました。


 とにもかくにも、げんゲットです!


 リエーブル・ア・ラ・ロワイヤルは煮込みに数日を要するので、今日は食べられないのが悲しいところ。

 お昼はホーンラビットから出るくずにくをミンチにしてボロネーゼを作ってもらうことにしました。


 私はというと、魔獣かんをお借りするためにレオン様のしつしつに向かっています。レオン様にかくにんし、ちゃんと入室許可を頂きました。


 侍女に案内され中に入ると、ふわりと香るシトラスとシダーウッド。レオン様のにおいです。なぜかむねの奥とおなかがキュッとなりました。


 ――――お腹が減ったのかしら?


 とにかく、今は魔獣図鑑が優先! 執務室の左側のほんだなにあるとお伺いしていましたので、ふんふんと鼻歌交じりに探していたら、魔獣図鑑とは別に魔獣の捌き方などの本も見つけました。


「普通、魔獣図鑑に捌き方もせるものでは?」

「の…………せないかと……」


 侍女が言葉をにごしかけて、結局『載せない』と断言しました。

 あら? もしや普通じゃないの? ちょっとあとでレオン様にお伺いしてみましょう。


 部屋に戻り、ソファに座って魔獣関係の本を読んでいたのですが、非常におもしろいです。

 ついつい読みふけってしまい、レオン様が屋敷に戻られたことにも気付きませんでした。


「そんなに面白いのか?」


「ふあぁ? レオン様!? あっ! 申し訳ございません」

「ん、気にするな。それにしても凄く楽しそうだったが、何かいい情報でもあったのか?」


 レオン様がくすりと笑いつつ隣に座り、体をピタリとくっつけてひざの上に置いていた本を覗き込んでこられました。


 ――――近い、近い近い近い!


 ふわりとこうをくすぐるシトラスとシダーウッド。


 執務室の残り香よりも強く感じるもののいやにおいではなく、どちらかというととてもいい匂いだと感じます。

 あと、また心臓とお腹がギュッとなりました。

 そっとお尻半分程度レオン様からはなれましたら、ムッとした声でなぜ離れるのかと聞かれてしまいました。


 これ、言っていいんですかね? でも、色々とお互いのことを知りたいと今朝話したばかりですし、失礼なことだったとしても、伝えた方がいいのかも?


「その…………」

「ん?」


 レオン様は柔らかく微笑まれたし、大丈夫よね?


「その……レオン様のこうすいでしょうか? シトラスとシダーウッド」

「ん? ああ」

「凄くいい匂いだとは思うのですが……」

「うん?」


 レオン様がキョトンとされていますね。あれ? これ、本当に伝えて大丈夫なのでしょうか? 凄く傷付けたりしませんかね?


「その、ぐと……胸の奥とお腹がなぜかギュッとけられるので…………その、ちょっと離れたいなと。お腹が鳴ってしまいましたらずかしいですし」


「………………………………天然か!」


 レオン様が両手で顔をおおい、天をあおぎ、叫びました。


「ひょわ!? ごめんなさいぃぃ、くさいとかではないのです! どちらかといえば好きな匂いです!」

あおった責任は取れよ?」


 目をわらせたレオン様が、騎士服のえりもとを緩めながらなぜかソファに押し倒してこられました。

 覆いかぶさられ、頭の上で両手首をひとまとめでこうそくされます。ぺろりとご自身のくちびるめるレオン様から、妙な色気を感じました。


 ――――これ、どういうじょうきょうですかね?



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る