地下鉄に、現在を過去ごと乗せて。時間が止まればいいのに。そんな風に思って貰えていたということがわかっただけで、報われた気持ちになったでしょう。暗く深い地下を、様々な想いごと乗せて、暗闇に光をさしながら進んで行く地下鉄。叶わなかった想いがあったとして、叶うばかりが正解ではないのだと。振り返った時に、お互い柔らかく話せる過去のままにして置ける選択もまたきっと正しい。静かな勇気をもらえるような物語でした。ぜひご一読ください!