監禁されるなんて聞いてない!!
@Muni25
第1話 運命の出会い
春の雨が降りしきる夕暮れ時、大学帰りの純(19)は駅前の路地で困り果てていた。
今日はバイトの給料日、全財産を入れていた財布を無くしてしまったのだ。
純 「どうしよう、、、これじゃあ家賃も払えないし、今日のご飯もどうしよう、」
ぐぅぅぅぅうと純のお腹がなる
空腹と雨に耐えきれず壁際に膝を抱え込むようにすわり、足に顔をうずめる。
通り過ぎる人々は傘を差し、誰一人立ち止まらない。
純は唇を噛み締めた。
いつもなら友人の優馬に電話すればよかったのに、携帯電話も充電切れだ。
そんな中高級車が静かに止まった。
男 「お困りのようですね」
ゆっくりと顔を上げて見ると助手席の窓を開けて20代後半であろう端正な男がこちらを見ている。
ネイビーのスーツに身を包んだ彼は名刺を差し出した。
純 「まこと、さん?」
誠 「ああ、そうだ君の名前は?」
純 「じゅんって言います」
誠 「純かいい名前だな」
こんなお金持ちそうな人がどうして僕に話しかけてきたんだ?と不安になりながら聞く
純 「ありがとうございます。僕に何か用ですか、?」
誠 「困ってそうだったから気になってな、どうしたんだ?」
もしかしたら助けてくれるかもしれないと思い事情を説明する。
純 「今日、給料日だったんですけど、財布落としちゃったんです。友達に電話しようと思ったんですけど充電切れてて、僕一人暮らしで親もいないから誰にも相談出来なくて、、」
誠 「それは可哀想だな、家に来るか?充電器もあるし休むのにはちょうどいいだろう。ご飯も食べていくといい」
純は怪しいと言うような目で誠をみる
純 「なんで見ず知らずの僕にそんなことしてくれるんですか、?」
誠 「怪しいと思うのも無理はない、君があまりに可哀想でな。ただの慈善活動だ。もちろん無理にとは言わないが、どうする?」
純は知らない人について行っては行けないという常識は持ち合わせている。が、今は緊急事態だ名刺もちゃんとしているし優しそうだ金持ちの気まぐれで助けてくれようとしてるだけだと思う事にした。
純 「行きます、」
誠 「それは良かった。じゃあ乗ってくれ」
と怪しい笑みを浮かべる。
純はそんなこと知る由もなかった。
車に乗り込むと車が動き出す
純 「、、、あの、、、、、ありがとうございます」
純は緊張して俯いたままかろうじて礼を言った。見知らぬ男性の車に乗るのは危険だと分かっていたが、飢えと雨で思考が鈍っていた。
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