異世界修行編

第9話 個性派だらけのクラス話し合いが始まります

(クラスの、みんなが席に座る)


(リングイッチ)

さて、皆様が席に座られたので話し合いを始めたいと思います。

まず、こちら側の言いたいことじゃが...ないの。

昨日言った通りこちらとしては皆様にアムノモンノの国王を暗殺してほしい

それだけじゃ。


(真面目田まじめだ)

なるほど...リングイッチさん達の目的は分かりました。

ただ、こちらはそれを聞いて

はい、そうですかとはなりません。

なのでリングイッチさん達には僕たちの疑問や質問に答えていただきたいです。


(リングイッチ)

うむ、その通りじゃな。


(クラスのみんなと目を合わす)


(真面目田まじめだ)

ではまず...なぜ僕たちをこの世界に呼び出したのか...

なぜ暗殺するのが僕たちではないと行けなかったのか...

それについて答えてください。


(リングイッチ)

うむ、そなたらをこの世界に呼び出した理由は1つ

わし達ではアムノモンノの国王を倒せないから。

ではなぜお主達なら奴らを倒すことができるのか...

それはお主達異世界の者はわしらの世界の住人より強くなれるから。

そしてわしらでは思いつきもしない未知の文明の世界で生きてきた

そんなもの達ならばできると思ったからじゃ。

それにわし達はお主達を呼び出そうとした訳ではない。

アムノモンノの国王に勝てる可能性があるもの達を異世界から呼んだのじゃ。

その結果お主達だったのじゃ。


(真面目田まじめだ)

僕たちを呼んだ訳ではなく倒せる可能性を秘めた者たちを呼んだ結果僕たちが来た...


(虫鏡むしかがみ)

質問いいかな?君たちでは倒せなくて僕達なら倒せる...

それ即ち今の君たちの力では敵を殺す事が出来ないが

僕たちが成長したら敵を殺せるほど強くなると言うことか?


(リングイッチ)

そうじゃ、わしらでは敵を倒すことが出来ない。

敵は洗脳の魔法を使い人を操り、人の力を超える程の強さを簡単に付与できる。

そうしてとてつもなく強くなり奴の駒となった人間達を相手にしないといかん。

はっきりいって操られた人間達を何千、何万と相手にするなら誰でも勝てない...

だが奴本人を殺すことが出来れば魔法が解ける。だから暗殺なのじゃ。

だが、それは普通の場合。そなたら達なら何万もの兵達を相手にしても戦える...

それにここに居るここに居る聖騎士長アリドガシは世界一の暗殺者じゃ。

こいつの力とそなた達異世界の者の力...そしてわし世界一の魔法使いも居る

それに他国からの協力な助っ人も期待できる...

君たち異世界から来た者がわしら以上に成長すれば勝てる...という考えじゃ。


(虫鏡むしかがみ)

なるほど。君たちだけではダメだけど僕たち異世界の者達の力を合わせれば勝てると...

そういう事か...

だが1ついいか?魔族云々と言っていたが結局その国王を倒してもそいつも倒さないと意味が無いのではないか?


(リングイッチ)

おお〜よく覚えておったな。だが大丈夫、魔族は人間を依代に人に憑依する。

じゃから依代にしてる人間が死ねば魔族も共に死ぬのじゃ。


(虫鏡むしかがみ)

そうか...わかった。

だがお前達勘違いしてないか?


(リングイッチ)

うむ?なにかゃ?


(虫鏡むしかがみ

なぜ私たちがお前たちに協力する前提で話をしているのだ。

私たちは言ってしまえばこの国がどうなろうと関係ない。

なぜならこの国に...いやこの世界になんの思い出もないのだがら。


(リングイッチ)

まぁ...確かにそうじゃな...

じゃが果たしてそうかな?


(虫鏡むしかがみ)

なに?それはどういう意味だ


(リングイッチ)

この前言ったであろう。

前の世界に戻る事は出来ないと。それ即ちお前たち全員はこの世界で生きていくのだ

それなのに今にでも戦争が始まろうとしているこの危機にお主達は何もしないと?

別にしないならしないで良いが今やらなくてはもうチャンスなどないぞ。

今逃げて奴がこの世界の全てを操った時どうする気じゃ?

その時にはもう何もかもが手遅れだなのに


(虫鏡むしかがみ)

それは...そうだが...


(真面目田まじめだ)

まぁまぁ少し落ち着いて...(2人をなだめる)

リングイッチさん少しはですが僕たちが呼ばれた理由

そして僕たちではいけないことはわかりました。

では次に聞きたかったことを言います。

リングイッチさんは昨日戦いたくない人達は戦わなくてもいいと言ってました。

それは本当なのかとその人達をどうするかを聞きたいです。


(リングイッチ)

戦いたくない者は本当に戦わなくても良いぞ。

それにわしらが期待している戦闘面...必ずしもそれ以外が使えないかと言ったらそうでは無いが

適材適所と言うやつじゃ。わしらが求めている事と出来ることは別。

言い方は悪いがあまり役に立たないもの達などは役に立つ者たちの世話をさせるつもりじゃった。

たとえば洗濯だとか周りの世話じゃ。それに戦闘面で使えなくても何か役に立つ事をしたり

考えたりできる者達もいるじゃろうし

最前線で戦わないものたちにはそれらをやらせようとしていた。

戦うだけが全てではないからの


(真面目田まじめだ)

なるほど...


(リングイッチ)

とりあえずじゃ。

今言ったみたいにわしらはそなた達をて奴らを倒せるものたちを呼んだ。

じゃからそれを見極めるテストを行いたいのじゃがいいかの?

まず戦う云々言っておるがまず自分たちが何をできるか知ってないと

考えるもクソもないじゃろ

だから今から外に出て色々教えようと思う。

魔法だったり剣だったりな

他にもそなたら異世界のスキルなどがあるだろうし

まずはそれを教わってみないか?


(真面目田まじめだ)

みんな...ぼくはこの提案いいと思うけど、どうかな

今リングイッチさんが言ってた敵を殺すとかはまだ僕には整理できてない...

ただやっぱり自分が何をできるかそれは知っておいて損は無いと思うんだ


(クラスのみんな)

いいんじゃないー?

確かに...何が出来るは知っておいて損なし...

デュフフ...未知の物に触れる...デュフフ

賛成〜!!


(真面目田まじめだ)

みんな...ありがとう...

てまはリングイッチさんよろしくお願いします!


(リングイッチ)

うむ承った。

では皆訓練場に行くぞ

ほれ(杖を振る)

空を飛んで行くぞ〜


ガタ!!(窓が開く音)


では行くぞ〜


(クラス内)

うわぁぁぁ!!嘘でしょ!?

ここ3階なんだけど...

うひょーーー!僕は鳥なる!!


(空を飛んで訓練場に行くのだった)

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