愛着を持ってもらう①

ハロリン深川です(*´ω`*)


前回の課題はいかがでしたでしょう?😎


課題


読者の反応を想像する上で大切なことは次のうちどれでしょうか?


①読者と仲良くなる

②自分本意に読者像を固めない

③思い込みを捨てる


なかなか悩ましい選択肢だったかと思います!


それもそのばす!


答えは全部です笑😆


読者と仲良くなって想像の解像度を上げつつ、自分本意に〇〇さんはこんな人!と読者像を固定せず、なおかつ□□は△△だ!という様々な思い込みを捨てて、客観的な根拠から読者像を想像(イメージ)すると、自作の反応と実際のフィードバックのズレが減っていきます。


こうなってくると、完璧!って思えた自信作のコンテストでの評価も上がってくるはずです。


自分なりの完璧!と社会的で客観的な完璧!のギャップを埋めていくわけですね(*´ω`*)


さて、読者の目に留まる事が出来て、読者の心に残る事が出来たと仮定しましょう。


最後の課題は「愛着の形成」です(´・ω・`)


平たく言えば作品を好きになってもらうということなのですが、好きと愛着には微妙な差異があります。


無理やり大雑把に分けてみると……


好き=持続性の無いもの


愛着=持続性があるもの


こんなイメージを持ってもらえればいいかと!


例えばめっちゃ美味しい高級ステーキやお刺身は皆大好きですが、毎日は食べられません。金銭的にも胸焼け的にも厳しいはずです。


でも家庭料理は毎日食べられます。


これが好きと愛着の違いです。


凄く美味しいわけでもないのに、百点満点の美味しい高級料理にも勝てるポテンシャルを秘めているのが愛着です。


両者の違いは明白で、好きは交わる時間や心が一過性なのに対して、愛着は時間をかけてゆっくり心を近づけていきます。


せっかく作品を目に止めてもらい、心に残る事が出来ても「あー楽しかった〜。はい次〜!」と終わってしまわないためには、愛着を形成出来るかどうかがとても重要です。


小説における愛着の形成には陰と陽二つのファクターその両方が必要だと感じています。


深川が思う小説における愛着の三要素は以下の通りです。


・キャラ 陰

・世界観 陰

・作家性 陽


一番簡単かつ重要なのがキャラに愛着が持てるかどうかです。


これは前回の読者の感想をイメージするとも被ってくる部分ですが、自分の描くキャラが読み手にどんな印象を与えているかをしっかり想像して書く事が重要です。


愛着は共感とも深く繋がっています。

なので共感出来ない感性のキャラになってしまうと読者の心はキャラから離れてしまい愛着が湧きにくいです。


やりがちなのが自分が好きな属性をてんこ盛りしてしまうというパターン😅


ついつい格好良く、あるいは可愛くしようとして属性をモリモリにしてしまうとリアリティや共感性が薄れてしまうんですね(;´∀`)


無双系の物語だとそれが醍醐味なのかもしれませんが深川はこの辺のバランスにはかなり気を使っています。


ですが書籍化作品「咎喰みの祓魔師」ではそれが仇となって「全員無能過ぎ」的なコメントを頂戴したこともあります。・゚・(ノ∀`)・゚・。


とても難しいですが、ここはしっかりと練って作品を作っていきたいポイントです!


課題


愛着を持ってもらえるキャラ造形かどうか?という視点を持って、自作のキャラを見直してみましょう!

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