日常の温度で起きる恋──「今」からで間に合う

SNSで芽吹いた勇気が、現実の“一歩”に化ける。
“間”と“手ざわり”で物語を動かす大人の恋物語です。

自己評価の低い男性が、SNSでの小さな往復(いいね・引用・短文)が“勇気の種”になって、現実の一歩を踏み出す物語。
ただしSNSは“目的”じゃなく触媒。

視線の泳ぎ、ことばを飲み込む一拍、差し出された小さな好意——その積み重ねが、いつの間にか心拍を上げていく。比喩を抑え、所作で語る筆致だから、読み手が自分の記憶をそっと重ねられます。

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