人にはそれぞれ「好みの世界観」があります。
中には理由は自分にもよく分からないけど、無性に惹かれる単語や、世界観というものがあります。
私は昔から無性に【星】という存在が好きで、
勿論単純に夜空に浮かぶ星も好きなのですが、
【星】という言葉には、人間にまつわる、様々な連想が出来ます。
そもそも人間は【星】に、
人間の命や、
運命や、
遠く離れた大切な人や、
愛する人を重ねて想って来た歴史はありますが、
私も星にまつわる運命や、永遠に似た時間そこにあることや、逆に彷徨う運命とか……そういった多くの意味を含んで使われているのが素敵なのです。
そんな私にとって、こちらの話を読んでいると【星】に多くの人間の生の意味を含ませて使っているのを強く感じることが出来ます。
この作者さんも【星】にすごく強い思い入れがあるのが題名や文明からも伝わってきます。
星には揺るがない、逃れがたい運命の隠喩もありますが、
流星のように、定住せず、彷徨い続ける運命のことも委ねられます。
【星】という存在に魅せられた人たちが無性に惹かれる世界観や雰囲気がここには描き出されています。
星や
運命や
大いなる世界の流れ。
異世界ファンタジーだからこそ描ける美しい語感をどうぞご堪能ください🌠