ジャンルが歴史物ということで敬遠しがちな方も多いかもしれませんが、そんなことは関係なく色々な人たちにお勧めできる作品です!
私も正直歴史には疎く、むしろ苦手で敬遠してきた方なのですが、するすると読めてしまうのは作者様の文章力と表現力のなせる技だと思います。
【安倍晴明】と陰陽師ということで、一見固いキャラクターのイメージがあるかもしれないですが、柔らかい描写で不思議と親近感も湧きます。絵がすごい頭に入ってくるんですよね……!
私が一番すごいなと思ったのは、現代と異なる時代の空気感をすごく自然と感じるなと思ったことです。
ここで描かれる都周辺の時間の流れが現代と違うなというのが、すごく伝わってくるのです。すごく自然で、仰々しくないです。それはキャラたちのセリフであったり、所々の描写がそう感じさせるのだと思います。
世界観も本当にレベルが違うくらい完成されていて、とても勉強になります……!