さくらねこちゃんの物語
さくら猫
車が何か!? 乗り上げた物語
わたしは部屋でアニメ音楽を聴きながら、パラパラと小説を読んでいました。
ファンタジーの小説を書いているので、そのために勉強のつもりで、読んでいました。
「さくらねこちゃん、かえったよ。おばあちゃん家にいこう」とお母さんが仕事から帰って、言いました。
「はーい」
わたしは音楽をぽちと押して、読みかけた小説にしおりを挟んで、支度しました。
着替えの服を手提げに入れました。
おばあちゃんの方で小説を読もうと思って、そこの中にしまいました。
何もない、当たり前の日常でした。
そんなある日、夜の出来事でした。
車で、田舎のおばあちゃんの家に向かっていました。
かぼちゃやトマトなど、野菜を育てた畑が広がっていました。
おばあちゃんの家から、森が見えるようなところです。
「うん。お母さんと今からいくね。おばあちゃん、待っていてね」
『さくらねこちゃんもくるなんて、楽しみだね』
「そうだね」
わたしは笑いながら、おばあちゃんに電話をかけました。
そして、切りがいいところで、電話を切りました。
高速道路に入り、何もない景色でわたしは退屈させていました。
本を読もうにも、車の中なので、気持ち悪くと思って、やめました。
わたしはだんだんと眠たくなって、小船に揺られるように、うとうとしていました。
途中で夕食を摂ったことで、眠りに襲われる原因のひとつになっていました。
お母さんが夜に眠れなくなると思い、運転しながら、話してくれました。
絵本を読み聞かせように、優しい声で、語りかけました。
今日あったことや、夕食に食べたもの。たくさんのお話をしてくれました。
わたしもあくびをして、眠さに負けないように。
そのお話に、何とか付き合っていました。
車ものんびりとしながら、軽トラックの後ろをついていました。
軽トラックが何かを? 通った後。
お母さんが何か? がいると思いました。
だってとても暗かったです。
車のヘッドライトでは前の景色を見るのも、やっとのこと。
しかも、車のスピードが新幹線のように、出ていたのです。
おまけに曲がりカーブで、のろいトラックを追い抜かすのも難しかったです。
そこに何かがあったとしても、避けることができなかったぐらい。
その直後に、 車がどーん!
大きな音を立てて、振動しました。
しっかりシートベルトをして、座っていたのに。
その音とともに揺れたという感覚が伝わってしました。
わたしは、なんだなんだ!? と思いました。
のんびりとした何もなく、いきなりだった。
わたしはその音と、お母さんが慌てている声に驚き、すっかり目覚めてしまいました。
お母さんは人か? 人なのか? と思っていました。
わたしは高速道路なので、動物じゃないか。
名探偵の事務所で働く有名なアニメのように、きらーんと推理しました。
まあ、落ち着かないので、そんなことはあるわけありませんでした。
ただそのことを思い浮かべて、思っていました。
何か? わからないので、近くに見えたパーキングエリアに向かいました。
「みねちゃん、非常電話を探して」
「……うん」
落ち着かない様子で、周りを探しました。
「あ! あったよ」
わたしが非常電話を見つけたので、お母さんに伝えました。
「あったね」
お母さんもそれを見つけました。
車を駐車して、お母さんが電話をかけようとしていました。
すると、トラックを運転していたお父さんが先にかけていました。
もう1人の車の方も、何かを踏んだようでお兄さんが、トラック運転士のお母さんと話していました。
お母さんもお話に入った。
人見知りが激しいので、わたしはそこに入れず。
そのお話に、耳を澄ませていました。
なんと〝大きなシカ〝でした。
最初にトラックを運転した人たちは思い切り、シカにぶつかってしまっていました。
悲惨なことに、大破していました。
絵の中に現れたように、シカが高速道路に出てきました。
新幹線のようなトラックに、シカも逃げられなくなっていました。
わたしと2台目のお兄ちゃんは運良く、大きなシカを乗り上げで、終わりました。
ぶるぶると、わたしは肝が冷えました。産まれて、初めての経験でした。
ずっと落ち着かない感じで、お茶を飲んだり、お菓子を食べたり。
友達で事件のことを教えたり。
ようやく、おまわりさんがきてくれました。
お兄さんのおまわりさんは大きなシカをどけて。
他の人が通るために、道路を掃除に時間がかかっていました。
おまわりさんのお兄さんが、リアルに現場であったことをお話をしてくれました。
わたしは夢に出るからやめてよと思いながら、聞いてました。
この後、ちゃんと車も動いておばあちゃん家に帰りました。
変な体験したという実際の物語でした。
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