第1話-異世界転生

「うおっ!」

魔法陣?あのラノベとかにあるあれか?


≪ヤットミツケタ≫

急に頭が痛くなった。

「うっ!!」


≪ダイジョウブカ?≫


「あー、この俺様にかかればそんなの大したことないぜ!」

と、言っているかクソ痛てェェェーーー!!!


≪キコエルノカ?≫

おー、俺をバカにしてもらっちゃぁ困るね!


「おー、バリバリ聞こえるぜ!」

うん、反応はこれでいいだろう。


「てか、あんた誰だ?」

≪ワレ、リョウリヲツカサドルカミナリ≫

神か、これは俺より重症だな。


「神だと、本当か?」


≪カミハウソハツケナイ≫


「で、その神様が何の用だ?」

マジでなんで俺をこんな場所に送ったんだ?


≪トツゼンデスマヌガ「それより、その声って変えられないのか?」≫

あ~、やっと言えた。ずっと気になっていたんだ。


≪コレカ?≫


「そう、如何にもカタカナ表記になっていそうな声の事だよ」

絶対そうだろ。こんなん。


≪これでよいか?≫

お~、一気に美少女感が出たぞ。


「お~そういうのだよ。やれば出来るな!」


≪そ、そうか、そなたが喜んでくれればよい≫

うん?何かちょっと頬を染めている感じだがまぁ違うだろ。


「で、ここはどこなんだ?」

そう、まじでここどこなの?


≪ここは異世界、君たちのいた世界とは違う≫

異世界転生だと!!


≪あっ、ついでに『ステータス』ってのがある≫

まるでファンタジーの玉手箱や~(?)


「完全にファンタジーだな」


≪ちょっと止まってて≫

そう言うと料理神は手から魔法陣を出し、俺に光の粒子を振りかけた。

≪私の加護を付けといた≫

加護、だと!!


「これで俺も最強の一員か...」

それから魔法とか色々やって...

だが、そんな夢もすぐ壊れるものだ。


≪でも、加護はまだ1%しか使えない。あとは自分次第≫

ダニィ!?


「うそかよ...」


≪嘘じゃない。でもカケルは強い≫


「そう言ってくれると嬉しいよ」


≪私はこれからカケルのサポートに入る。だから安心≫

ほぉ~、神様が傍にいるとなんと心強いのか。


≪まずはステータスの確認≫

そういわれましても...


「ステータス、ステータス、ステータス」


≪もう出てる≫


おっ、これがステータスか...


――――――――――――――――――――

佐藤 カケル

レベル0

スキル

『ネットスーパー』『食材倉庫アイテムボックス》』『下級包丁術Lv.1』『手料理』『シェフ』

『料理眼』『捌く』『食器生成Lv.1』『狩り』

加護:料理神『繧キ繝ェ繧ケ』の加護1%

称号:なし

――――――――――――――――――――


うん。スキルのオンパレードだ。

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