Round.4

「今度こそ、必ず成功させてみせますわ!」

 朝の陽射しが差し込む自室で、カミラは新しいページを開いていた。『淑女のための恋愛指南書』が、彼女の決意に共鳴するように温かく光っている。透明感のある美しい革の表紙には、時の流れとともに深みを増した褐色の染みがあり、祖母の指紋がそっと残されているようにも見えた。


 昨日の作戦は、アシュランの甘い言葉を聞けたものの、最後は阻まれてしまった。でも、薬の効果で見えた彼の本心は確かに心に残っている。あの時の彼の瞳の輝き、いつもより低く甘い声、そして何より「必ず君を幸せにしてみせる」という言葉。

「でも、アシュラン様の本心は確認できましたわ」


 カミラは指南書の第五の秘訣のページをそっと開いた。古い紙の匂いとともに、微かに薔薇の香りが立ち上る。そこには、これまでのどの秘訣よりも興味深い文字が踊っていた。


『第五の秘訣:男性の独占欲を刺激する方法』

カミラは息を呑んだ。赤い髪が朝日に揺れ、緑の瞳が輝く。

——独占欲。昨日のアシュランの瞳に浮かんだ危うい光を思い出す。

「やっぱり……そうですわね」

答えは決まっていた。彼の理性を揺さぶるには、この秘訣しかない。

「ルシアンに相談しましょう!」




 王宮の地下にある魔法薬師の工房は、今日も薬草の香りに満ちていた。石造りの壁に掛けられた魔法陣が淡い光を放ち、無数の瓶が並んだ棚が薄暗い室内をより神秘的に見せている。天井から吊り下げられた薬草の束からは、ラベンダーやローズマリー、そして名前も知らない異国の香りが混じり合っていた。


「……また貴女ですか」

 ルシアンは眉間に皺を寄せてカミラを振り返った。目の下のクマが昨日より濃くなっているような気がする。白いシャツの袖を捲り上げた腕には、薬草を扱った際についたであろう小さな染みがいくつも見えた。彼の灰色の瞳は、まるで冬の空のように冷たい光を湛えている。

「ルシアン!昨日ぶりですわ」

 カミラは満面の笑みで駆け寄った。彼女の足音が石の床に軽やかに響く。

「私を二度と巻き込まないという条件だったはずですが」

 ルシアンの声が氷のように冷たい。手にしていた薬瓶を見つめたまま、カミラの方を見ようともしない。

「でも、お薬のことではありませんの。恋愛の相談で……」

「私は恋愛カウンセラーではありません」

「でも、ルシアンは物知りですし……」

「断固お断りします」

 ルシアンは手にしていた薬瓶を、やや乱暴に棚に戻した。ガラスの瓶がぶつかり合う音が、工房内に鋭く響く。

「昨日成功したのも、ルシアンのおかげですもの」

「成功……?」

 ルシアンがようやくカミラの方を向いた。その瞳に、呆れと疲労の色が混じっている。

「最後は止められたのではなかったですか」

「でも、アシュラン様の本心を聞けました!それに……」

「聞きたくありません」

 ルシアンは両手で顔を覆った。長い指の間から、深いため息が漏れる。

「お願いです、ルシアン。今度は第五の秘訣『独占欲を刺激する方法』について……」

「今すぐ出て行って、二度と私を巻き込まないでくれるか」 


 ルシアンの声に、これまでにない厳しさが込められていた。

 ルシアンが工房の扉を開けて、カミラを押し出そうとする。その手は優しいものの、意志の固さが伝わってきた。

「ちょっと、ルシアン!」

「私は王宮の薬師であって、令嬢の恋愛指南係ではないのです!」


 バタンと扉が閉まり、カミラは廊下にぽつんと取り残された。石造りの廊下に、彼女の息づかいだけが静かに響いている。壁に掛けられた肖像画の人物たちが、まるで彼女を見下ろしているかのようだった。

「ルシアンったら、冷たいですわ……」





 カミラはとぼとぼと廊下を歩いていた。足音が石の床に虚しく響く。王宮の廊下は昼間でも薄暗い。ルシアンに頼れないとなると、一体誰に相談すれば良いのだろう。

「困りましたわ……」

 カミラは小さくため息をついた。指南書には『他の男性の存在をほのめかす』とあるが、具体的な方法が書かれていない。祖母はこんな時、どうしていたのだろう。

 そんな思いに耽りながら歩いていると、向こうから快活な声が聞こえてきた。まるで太陽の光を声にしたような、明るく弾んだ響き。


「おや、カミラ!元気ないじゃないか」

 振り返ると、オレンジがかった明るい赤茶色の髪をした青年が手を振っている。琥珀色の瞳がキラキラと輝いていて、見ているだけで心が軽くなりそうだった。白い騎士服に身を包んだその姿は、まるで絵本に出てくる正義の騎士のようだ。


「ライネル!おはようございます」

 近衛騎士のライネル・グランツ。カミラたちの幼なじみで、いつも溌剌とした笑顔が印象的な青年だった。子どもの頃から変わらない人懐っこい笑顔が、カミラの心を温かくする。


「今日は随分と浮かない顔してるな。何か困ったことでも?」

 ライネルの琥珀の瞳に、純粋な心配の色が浮かんでいる。彼の関心は常に真っ直ぐで、裏表がない。その素直さが、カミラの心を少し軽くした。

「実は……」

 カミラは少し迷った。廊下に差し込む光と影の境界線で、彼女は立ち止まる。ライネルの人の良さそうな顔を見ていると、つい相談したくなってしまう。この純粋な青年になら、きっと——

「恋愛の相談があるのですが……」

「恋愛!」

 ライネルの瞳が陽光を映したように輝く。まるで子どもが新しいおもちゃを見つけた時のような、無邪気な喜びが顔全体に広がる。

「それはアシュランとの?」

「はい……」

「それなら、俺で良ければいくらでも協力するぞ!」

 ライネルは胸を張って答えた。その姿勢の良さ、まっすぐに伸びた背筋は、騎士としての誇りを物語っている。純粋な善意が全身から溢れ出ていて、カミラは胸が熱くなった。

「本当ですの?」

「もちろんだ!カミラとアシュランの仲がうまくいくよう、全力でお手伝いするからな!」

 ライネルの言葉に偽りはない。彼の琥珀の瞳は真摯に輝き、微塵の迷いも見えなかった。

  




その頃、薬草の香りに満ちた工房では——

「はあ……」

 ルシアンは机に肘をつき、額に手を当てる。黒髪の間から覗く白い額に、疲労の皺が寄っていた。

「また面倒なことに巻き込まれる前に追い出せて良かった……」

 そうつぶやきながらも、彼の灰色の瞳には複雑な感情が渦巻いている。幼なじみを突き放すことの罪悪感と、これ以上巻き込まれたくないという自己防衛の気持ちが、胸の奥で静かに戦っていた。

 そんな時、工房の扉が丁寧にノックされた。先ほどのカミラとは違う、落ち着いた音。

「ルシアン、失礼するよ」


 入ってきたのは、アシュランだった。穏やかに微笑んでいる。王族らしい品格を漂わせながらも、幼なじみとしての親しみやすさも感じさせる佇まいだった。

「アシュラン様……どのようなご用件でしょうか」

 ルシアンは慌てて立ち上がり、軽く頭を下げる。

「君に聞きたいことがあるんだ」

 アシュランの表情がいつもより真剣だった。普段の穏やかな微笑みの奥に、何か複雑な感情が隠されているのが見て取れる。

「昨日、カミラが君のところに来ただろう?」

「……はい」

 ルシアンの声が少し固くなった。やはりこの話になるのか、という諦めに似た感情が胸をよぎる。

「彼女から何か相談を受けなかったかい?」

 アシュランの問いかけは優しいものの、その瞳の奥に微かな不穏さが宿っているのを、ルシアンは見逃さなかった。


 ルシアンは一瞬迷った。しかし、長年の友情と誠実さが、正直に答えることを選ばせる。

「『第五の秘訣:独占欲を刺激する方法』について相談を受けましたが、お断りしました」

「独占欲を……」


 ルシアンの言葉に、アシュランは肩を震わせて笑みをこぼした。


「やはり、君もカミラの作戦に協力するつもりは?」

「ございません。私は既に十分巻き込まれました」

 ルシアンはきっぱりと答えた。その声には、もうこれ以上は関わりたくないという強い意志が込められている。

「そうか……ありがとう、ルシアン。カミラって本当に目が離せないなあ」

 アシュランは、肩を震わせて、笑みを抑えきれずに零す。彼が工房を出て行った後、ルシアンは再び息を吐いた。

「本当に、あの三人は昔から……」

 子どもの頃から続く、この繰り返し。カミラが何かを企み、誰かを巻き込み、アシュランがそれを面白がる。そのパターンに、自分はいつも振り回される。




 一方、王宮の庭園では——

 薔薇が美しく咲き誇る庭園で、カミラとライネルは作戦会議をしていた。石造りのベンチに並んで座る二人の姿は、まるで絵画のように美しい。午後の柔らかな光が二人を包み、薔薇の甘い香りが風に乗って運ばれてくる。

「つまり、アシュランの独占欲を刺激するために、他の男性と親しくしているところを見せたいってことだな!」

 ライネルは目を瞬かせながら頷いた。その純粋さ、まっすぐさは、まるで澄んだ水のようだ。計算や損得勘定とは無縁の、心からの善意が表情に現れている。

「そうですの。でも、どうすれば自然に……」

 カミラは困ったような表情を浮かべた。薔薇の花びらが風に舞い、彼女の赤い髪に一枚、静かに舞い降りる。

「それなら、俺が手伝おう!」

「え?」

「俺がカミラと親しげに話してるところを、アシュランに見せれば良いんだよ!」

 ライネルの提案は、彼らしく単純明快だった。複雑な策略よりも、真っ直ぐな行動を好む彼の性格が良く現れている。

「でも、ライネルにご迷惑をおかけするわけには……」

「迷惑だなんて!」

 ライネルは立ち上がった。騎士としての鍛え抜かれた体躯が、陽光を受けて美しく映える。

「俺はカミラの役に立てるなら何でもするぞ!」

 その言葉に偽りはない。彼の瞳は真摯に輝き、微塵の打算も見えなかった。ライネルの純粋な善意に、カミラは瞳を輝かせる。

「感謝いたしますわ、ライネル!」

「それじゃあ、早速計画を立てよう!」

 風が庭園の花びらを舞い上げ、二人の周りに甘い香りを運んでくる。カミラの心は、新たな作戦への期待で躍っていた。





 翌日の午後——

 王宮の図書館は、昼間でも静寂に包まれていた。高い天井まで続く本棚が壁一面に並び、無数の書物が古い知識の重みを感じさせる。窓から差し込む光が、舞い踊る埃の粒子を照らし出していた。

 カミラとライネルは、図書館の奥の静かな一角で仲良く本を読んでいた。二人で同じ本を覗き込む姿は、まさに指南書の言う「他の男性との親しげな様子」そのものだった。

「この本、とても面白いな、カミラ」

 ライネルが無邪気に言う。彼の瞳は本当に楽しそうに輝いていて、演技をしているようには見えない。

「そうですわね、ライネルも博識でいらして」

 カミラも微笑んで答える。彼女の緑の瞳にも、偽りのない親しみの情が宿っていた。


 二人の会話は自然で、見ていて微笑ましい。長年の友情に裏打ちされた、安らかな時間が流れている。古い本のページをめくる音、時折聞こえる小さな笑い声。その全てが、図書館の静寂に溶け込んでいた。

 そんな時、図書館の入り口から足音が聞こえた。革靴が石の床を踏む、規則正しく上品な音。

 振り返ると、アシュランが立っていた。プラチナブロンドの髪が図書館の薄暗い光の中でも美しく輝き、瞳が二人を見つめている。王族らしい威厳を纏いながらも、感情を抑え込むような微笑みを浮かべていた。

「あら、アシュラン様!」

 カミラは予定通り元気よく手を振った。その仕草に、計算された可愛らしさと自然な親しみが混じっている。

「やあ、カミラ。ライネルも」

 アシュランの声は普段通り穏やかだったが、その視線が二人の距離を細かく測っているのが分かった。 


「アシュラン、俺たち勉強してるんだ」

 ライネルはアシュランが王子になってから何も変わらない。その無邪気さ、屈託のなさは、まるで子どもの頃のままだった。

「勉強?」

 アシュランの眉がわずかに上がった。

「そうそう。カミラに歴史について教えてるんだよ。カミラってば、とても熱心で質問もいっぱいしてくれるし」

 ライネルがカミラを見る視線が、本当に嬉しそうだった。その純粋な喜びに偽りはない。彼は心から、カミラの学習意欲を愛らしく思っているのだ。

「ライネルはとてもお優しくて、分かりやすく教えてくださるんです」

 カミラも笑顔でライネルを見つめる。その表情に、演技と本心が絶妙に混じり合っていた。

「カミラってほんと可愛いよな!質問する時の顔とか、すっごく真剣で」

 ライネルが無邪気に爆弾発言をする。その言葉に、計算や下心は微塵もない。ただ純粋に、カミラの勉強ぶりを愛らしく思っているだけだった。


 その言葉を聞いた瞬間、アシュランの瞳に微かに影が差した。

「そうか……それは良いことだね」

 その声には微かな棘があった。普段の穏やかな響きとは、どこか違う。

「アシュランも一緒にどうだ?」

 ライネルが無邪気に提案する。その顔には、本当に三人で勉強できたら楽しいだろうという純粋な期待が浮かんでいた。

「いや、遠慮しておくよ。」

 アシュランの答えが、いつもより素っ気ない。

「ところで……」

 アシュランはライネルとカミラの間にツカツカと歩いてくる。自然と近くなった二人を引き剥がすように王子らしからぬドカッと大きな音を立てて座った。

 紙の匂いに混じって、彼の纏う気配が重くのしかかる。


「近すぎると思うんだけど」

口元に柔らかな笑みを浮かべるアシュラン。その声色は穏やかなのに、背筋を冷たいものが走った。


 ライネルは恐怖を覚えた。笑っているはずなのに、そこにあるのは明確な威嚇だった。


「カミラ、後で執務室に来てくれるかな。話がある」

 アシュランの言葉は穏やかだったが、そこに込められた意味をカミラは敏感に察知した。

「はい、承知いたしました」

 カミラは表面上は従順に答えたが、内心では小躍りしていた。作戦が効いている!アシュランの反応は、まさに指南書に書かれた通りだった。

「それでは、失礼する」

 アシュランは踵を返して図書館を出て行った。その後ろ姿に、いつもの余裕とは違う、どこか急いでいるような雰囲気が漂っていた。

「作戦成功かもしれませんわ!」


 図書館の扉が閉まった後カミラはその場で飛び跳ねながら歓喜の声を上げる。


「おお!やったな!」

 ライネルもカミラと同じ様にその場で飛び跳ね、図書館の床を大きく震わせた。

 カミラは胸の奥では期待が高まっていた。今度こそ、アシュランの本心に近づけるかもしれない。



その後——

 カミラは約束通りアシュランの執務室を訪れた。重厚な扉をノックすると、中から「入ってくれ」という声が聞こえる。扉を開けると、西日が差し込む室内にアシュランの姿があった。

「失礼いたします」

 カミラが室内に足を踏み入れると、羊皮紙やインクの匂いが鼻を掠める。書類が整然と積まれた机、壁に掛けられた王国の地図、格式高い調度品の数々。全てが王族の執務室らしい威厳を放っていた。

 アシュランは書類に向かっていたが、カミラの姿を認めるとすぐに顔を上げた。

「カミラ、座ってくれ」

 いつもより静かな声だった。その響きに、何か言いたいことがあるのだという意志が込められている。

 カミラは指示された椅子に座った。ビロードの張られた椅子の感触が、緊張する心を少しだけ和ませる。

「ライネルとは相変わらず親しいのだね」

 アシュランがストレートに切り出した。


「はい。昔からの幼なじみですが、最近は勉強も教えていただいて」

 カミラは無邪気に答える。

「そうか……君は、ライネルをどう思っているんだい?」

「とても良い方だと思いますわ。優しくて、真面目で、いつも親切にしてくださって」

 カミラが褒め続けるたび、アシュランの表情が微妙に変化していく。

「君は……彼ともっと時間を過ごしたいと思うかい?」

「それは……」

 カミラは少し困惑した。アシュランの雰囲気がいつもと違う。

「彼と一緒にいる時、君はとても楽しそうだった」

 アシュランの声に、微かに寂しさが混じっていた。

「でも、アシュラン様……」

「僕は、君が幸せそうにしているのを見るのが一番嬉しい」

 アシュランが立ち上がり、窓の外を見つめた。

「たとえそれが、僕以外の誰かと一緒の時でも」

「そんなことありませんわ!」

 カミラは慌てて立ち上がった。

「私が一番幸せなのは、アシュラン様といる時ですもの」

「本当に?」

 アシュランが振り返った。その瞳に、複雑な感情が渦巻いている。

「本当です。ライネルとお勉強するのは楽しいですが、それは……」

 カミラは少し頬を染めた。

「アシュラン様にもっと近づきたくて、色々なことを学びたいと思ったからです」

「カミラ……」

 アシュランの表情が和らいだ。

「君は本当に、僕を困らせるのが上手だね」

「ごめんなさい……」

「いや、謝ることはない」

 アシュランがカミラに近づいてきた。


「君の笑顔を、誰かに奪われるのが怖い」

アシュランはそう言うと、カミラの手を強く握った。青い瞳に揺れる光は、理性と独占欲の狭間。

「だから……今度は、僕に教えさせてくれるかい?」


 アシュランの正直な告白に、カミラの心が躍った。

「でも、それは僕のわがままだ。君には自由に友人と過ごす権利がある」

「アシュラン様……」

「だから、お願いがあるんだ」

 アシュランがカミラの手を取った。

「今度、君に勉強を教えさせてもらえないかい?」

「え?」

「ライネルも良い先生だろうが、僕も君に色々なことを教えたい」

 アシュランの提案に、カミラは驚いた。

「喜んで!」

「ありがとう」

 アシュランはカミラの手にキスをした。

「君は僕の大切な婚約者だからね」


 その日の夕方、カミラは自室で指南書を開いていた。

「第五の秘訣……成功でしたわね」

 アシュランの寂しそうな表情も、最後の甘い言葉も、全て胸に刻まれている。

「でも、ライネルにも感謝しなければ」

 明日はライネルにお礼を言おう。そして、アシュランとの勉強の時間も楽しみだった。

「次は第六の秘訣かしら?」

 ページをめくると、新しい文字が浮かび上がった。

『第六の秘訣:美しさで心を奪う——外見の変化による効果』

「外見の変化……」

 カミラの瞳が輝いた。今度はどんな作戦を立てようか。

 婚前交渉バトル、幼なじみたちの絆も深まりながら続いていく——

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