第16話 キャラクター造形 

 これはあくまで私の考え方なのですが、キャラクターの造形方法は二通りあると思っています。


① とことんリアルなキャラクターを目指す


 現実に起こり得るような出来事、日常の中で生きている人物。考えたり悩んでいることも、矛盾がいっぱいで簡単に解決もできなくて。

 だからこそ、読者が等身大に重ねられて、嘘っぽく見えない。

 

 人間観察眼と、作者自身が内省を繰り返すことでしか生み出せない深みのあるキャラクター。


 現代ドラマや現代恋愛、歴史、文芸作品等はこちらの方法でキャラクターを作り上げていくことが多いと思います。

 


② こうあって欲しいと言う作者の憧れや願いを込めたキャラクター


 エンタメ性の高い作品、ライトノベル等は、現実通りでは無くて、現実を超えてくるキャラクターでないとつまらなく感じてしまうんですよね。あくまで、私は、ですが💦


 主人公は、明るくて何があっても前向きだったり、チート持ちだったり。ぶっ壊しやだったり、氷の微笑の持ち主だったり。

 そこに、特殊な性癖や、とんでも無い出自を加えて、属性いっぱいにすることも(笑)


 リアルじゃありえないけど、読んでいてテンションが魅力を付与したキャラクター。



 いかがでしょうか?

 『リアル』を挟んで真逆のアプローチ。

 

 

 リアルなキャラクターは、一緒に悩み寄り添ってくれますし、夢を詰め込んだキャラクターは、現実をなぎ倒してすっきりさせてくれます。


 それぞれの魅力を生かして、作品の中で動かしてあげたいですよね。



 改めて、基本的な事を。

 まずは、一人のキャラクターを考える時の流れから。


① 核となる性格を考えます

 明るい、前向き、後ろ向き、慎重派、理論的、脳筋、あまり深く考えずふわふわしている等など。ざっくりとしたイメージ像。


② 社会的な地位や職業等


③ 容姿、服装等の外見と、声とか特徴的な仕草等


④ 好きな物とか、こういう話に弱いとか、本人の嗜好に関する部分


⑤ 過去の人間関係。親兄弟、友人、その関係性も。

 これによって、その人物が誰かと会った時に、何を思い、どう行動するのかが違ってくると思っています。

 親との関係性が良ければ誰とでも人当たり良く会話するかもしれないし、過去の因縁があった相手と出会えば警戒心が強くなる。

 因果関係を決めて整理しておくことは、とても大事です。


 この五つくらいまで決めれば、キャラクターが動き出してくれそうですよね。


 次回はキャラクター同士の位置関係、バランスについて。物語の中で担う役割について。


 の予定です(笑)

 


 

 

 

 

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