バトルフェイズ

GM「それでは【ディアボロス】との戦闘だ。みんなの行動値を教えてくれ。」

ユウト「俺は3。」

サオリ「18ですね。」

ステラ「5だね。」

ケンジ「12だな。」

GM「サオリはっや!?えーと、春日は12だね。」

GM「とりあえず戦闘の流れをざっくり説明しようか。詳しく知りたいならルルブを読んでね!」 


【戦闘の流れ】

①セットアッププロセス

タイミングセットアッププロセスのエフェクトを使える。とりあえず戦闘ラウンドの一番最初に処理する行動。


②イニシアチブプロセス

行動値を確認し、メインプロセスに移る。この時、タイミングイニシアチブプロセスのエフェクトが使用できる。


③メインプロセス

キャラクターの行動。4つのアクションができる。


マイナーアクション⋯武器を作ったり移動することができる。タイミングマイナーアクションのエフェクトを使用できる。

メジャーアクション⋯武器やエフェクトで攻撃ができる。タイミングメジャーアクションのエフェクトが使える。

オートアクション⋯宣言のみで使用できる。タイミングオートアクションのエフェクトが使用できる。

アクションとして含んでいるがどのタイミングでも宣言のみで使用可能。

リアクション⋯敵の攻撃に対して回避する行動。タイミングリアクションのエフェクトが使用できる。

*上記の②・③をキャラクターの人数だけ繰り返す。


④クリンナッププロセス

ラウンド終了の処理。バッドステータスやそれ以外の確認。タイミングクリンナッププロセスのエフェクトが使用できる。


上記が大まかな戦闘の流れである。


GM「エンゲージは5m。セットアッププロセスはみんな大丈夫かな?」

全員「特になし。」

GM「じゃあまずは、サオリからなんだけど、その前に春日恭二がEエフェクト「加速する刻」を使用。サオリの攻撃の前に割り込む。」

ユウト「嘘だろ!?なにその技!ズルくね?」

ステラ「あー。エネミーエフェクトかぁ。敵のみが使える技でこの加速する刻ってのはイニシアチブプロセスに行動ができるんだ。」

サオリ「えー!?ひどくないですか!?」

ケンジ「このエフェクトはほとんどのボスエネミーが持っているエフェクトだからな。」

GM「というわけで、マイナーで〈破壊の爪〉〈ハンティングスタイル〉、PCのエンゲージに移動。メジャーアクションで〈コンセントレイトキュマイラ以下はC〇〇と記す〉〈獣の力〉〈吸収〉〈渇きの主〉ダイスは11のC値7。対象はユウトかな?」

春日恭二「くらえ!我が不屈の一撃!」

ユウト「くっ!?これって回避できるの?」

GM「肉体で判定して、こっちの達成値以上の出目が出たら回避できるよ。とりあえず、こっちの達成値を出すよ。えーと、3回クリティカルして38 肉体でこの達成値以上を出せば回避成功。」

ユウト「やってみるか。うわっ!たったの3だ!?」回避の技能値足しても4。」

春日恭二「甘いぞ!その程度では生き残れん!」

GM「ダメージは4D10+14だから⋯37!」

ユウト「うわ!一撃で持ってかれたぞ!?ここで、リザレクトを使用。5回復だ!」

GM「次はサオリのターン。」

サオリ「行きますよー!マイナーで〈ハンドレッドガンズ〉〈ダブルクリエイト〉拳銃を2つ作ります!メジャーで〈Cブラム=ストーカー〉〈赫き弾〉〈マルチウェポン〉を使用します!HPを3点減らして⋯ダイスは8個でC値は8です。コロコロっと17+4で⋯21ですね。、」

GM「ダメージどうぞ。」

サオリ「3D10+11ですねー。27のダメージです!」

GM「まじかよ!?高いな!春日恭二はイージスの盾を使用。コロコロと7軽減で20!」

春日恭二「ぐぅ!?」

GM「次はケンジか春日だね。」

ユウト「なんで春日はまた動けるんだ?」

GM「加速する刻は行動済みにならないんだ。」

ユウト「まじでズルい!」

GM「ダイスの出目が高いほうが先制。春日は5」

ケンジ「10だ。俺からだな。」

ケンジ「まず、マイナーは無し。メジャーアクション〈Cバロール〉〈黒の鉄槌〉〈魔王の理〉〈黒星の門〉ダイスは10.で黒星の門により同エンゲージでも使用可能。C値は8。」

ケンジ「達成値は27だ。」

GM「春日は回避しないよ。ダメージを。」

ケンジ「3D10+12だから⋯計算して」

ケンジ「20だ!」

GM「うわっ!?まずい!」

春日恭二「くっ!なかなかやるな!だが、まだ終わりではない!」

GM「再びあのコンボで攻撃。対象はダイスで決めよう。コロコロ⋯サオリだね。ダイスを振るよ。えっと達成値は34!」

サオリ「回避します!無理でした!リザレクト!10の回復!」 

サオリ「くぅ!乙女のカラダになんてことをしてくれるんですか!許しませんよ!」

GM「よし、渇きの主でHPを8点回復。ちなみに、ユウトとサオリはこのシーン中ダイスをマイナス2個して。吸収の効果だよ。」

ユウト「きっつー。」

ステラ「次は私。行くよ!マイナーアクションで〈氷炎の剣〉を作成!青い水晶の大斧を装備して力任せにフルスイングする!メジャーアクション〈Cモルフェウス〉〈カスタマイズ〉だよ!ダイスは9。C値は8。氷炎の剣の命中がマイナス2だから⋯達成値は24だね。」

GM「春日は一応回避。うーん無理。ダメージどうぞ。」

ステラ「えっと⋯3D10+8。うわっ!?低い18だ。」

GM「まじで?ピッタリゼロになったぞ!?」

GM「最後に蘇生復活を使用。HP1で耐える!」

春日恭二「まだだ、まだ終わらんよ!」 

ユウト「まだ、俺が最後にいるぜ!」

ユウト「えっと、マイナーアクションで

〈破壊の爪〉メジャーアクションで⋯このエフェクトって使う必要あるのか? まあ、せっかくだし使っちまえ!〈Cキュマイラ〉〈一閃〉〈獣の力〉〈音速攻撃〉!」

ユウト「ダイスは2個減ってるけど、8はあるぜ!C値は8。行くぜ!達成値は25!」

春日恭二「こ、これぐらい避けてやる!私はエリートだぞぉ!ぐはぁ!」

一同(笑)

ケンジ「当たってるじゃないか。」

GM「リフレックスないと無理に決まってんだろ!ダメージは?」

ユウト「3D10+13で、28!」

春日恭二「ぐわあああぁ!?」

GM「春日恭二は倒れました。PCたちの勝利です!」


【ディアボロス】春日恭二は支部員全員の攻撃に耐えきれずその場に膝をつく。彼は忌々し気に一同を見回して口を開く。

春日恭二「おのれ!まだ、私は終わらんぞ!貴様ら全員、次会った時は地獄を見せてやる!」

ユウト「やれるもんならやってみな!おっさん!俺はアンタたちの仲間にはならない!この支部が俺の仲間だ!」

と、ユウトは爪を春日に向ける。

サオリ「ユウさん⋯。ありがとうございます。」

ステラ「よく言ったわね。その意気よ。ユウトさん。」

ケンジ「お前は、一人じゃない。俺たちがいる。」

その言葉にユウトは力強く頷く。そして、その表情を、見たのか春日はふぅ、とため息をついて、口を開く。その瞳には一人の敵としてユウトに敬意を評しているのが見えた。

春日恭二「⋯ならばもう、私が無理にお前を連れて行く必要はないか。いいだろう。ならば、これから起こる災厄からこの街を守ってみせろUGN!」

 春日恭二はそう宣言し瞬間退場でその場を去る。

リカ「おにぃ⋯。大丈夫?」

ユウト「俺は大丈夫だ。だから安心しろリカ。お前はお兄ちゃんが守ってるからな。」

リカ「⋯ありがと。」

ステラ「ほら、帰りましょ?もう疲れちゃった。」

ケンジ「サオリ、もう大丈夫だと思うが念の為2人を送ってやってくれ。」

サオリ「了解ですぅー♪」 

ここに、星山支部は新たな仲間を加え、FHの脅威に立ち向かう。


GM「トリガーイベント終了。次は最後の情報収集フェイズだよ。戦闘はつかれただろ。少し休憩しようか。」


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