トリガーイベント
侵食率ダイス ユウト8 サオリ2 ステラ5 ケンジ3
GM「支部からの帰り道、ユウトとリカは家路についていたよ。ほかのメンバーはどうする?」
サオリ「私は、一緒に行きますよー。何かあった時、2人だけでは心配なので。」
ケンジ「俺は離れながら3人を尾行しておこう。学生たちの会話に入って和を乱すのも良くないからな。」
ステラ「⋯その、発言は少しオジサン過ぎない?」
ケンジ「やめてくれ!」
ステラ「私は時が来たら出るよ。」
GM「了解だ。」
夕暮れの帰り道、神山ユウトとリカの兄妹はサオリと一緒に家路についていた。今日一日色々とあったからお互い複雑な心境だろう。サオリはそんな2人の関係を優しく見守っていた。
ユウト「まさか、リカまで俺と同じように変な力に目覚めたなんてな。」
リカ「うん。私だってびっくりだよ。でも、おにぃもそうだけど、この力があったから二人とも生きているんじゃない?それは本当に良かったよ。」
ユウト「それもそうだな。」
サオリ「私はその二人の関係をニヨニヨしながら見守っています♡」
ユウト「お前なぁ。」
GM「3人が歩いていると突然強大なワーディングが展開される。」
ユウト「ワーディング?」
ケンジ「ご都合主義の結界みたいなものだ。これが来たということは⋯敵襲かもしれない。」
サオリ「私はとっさに拳銃を2つ作成してワーディングを発生させた方へ構えます。二人とも気をつけてください!」
ユウト「なんだ!?」
そして、通路の影からスーツを着た銀髪の眼鏡をつけた男性が現れた。
春日恭二「君たちが新しくオーヴァードに目覚めた神山兄妹だね?私は【ディアボロス】春日恭二というものだ。君たちを迎えに来た。」
そうディアボロスは邪悪な笑みを浮かべる。
春日恭二「UGNなんぞよりは、FHのほうが君たちにとって利になると思うのだがね?」
サオリ「私は銃を構えたまま、ディアボロスに言いますね。UGNである私たちの前で、誘うのは辞めてもらっていいですかね?ユウさんたちは私たちUGNの大切な仲間なんです!あなたたちなんかに渡しませんよ!」
春日恭二「貴様は【スカーレット】か。お前一人で私を倒せるとでも思っているのか?」
サオリ「やってみなくちゃ分かりませんよ!」そう言い放ち銃弾をディアボロスに数発撃ち込む。しかし、それはディアボロスには届かず、獣化した腕で弾丸を防いでいた。
春日恭二「この程度かね?」そう春日恭二が反撃しようとしたところ、彼の周りが黒く歪み空間を押しつぶした。とっさに春日恭二は身を翻しその空間から逃れる。
春日恭二「これは!?」
ケンジ「悪いが、これ以上は見過ごすわけには行かないな【ディアボロス】!」
春日恭二「き、貴様は【ダークマター】!?まさか、ここの支部にいたのか。忌々しい奴め。」
ケンジ「覚悟しろ。【ディアボロス】俺の
ケンジが現れ、それに対してユウトは驚いた。
ユウト「ケンジさん!?」
ケンジ「ユウト君。リカ君はまだ万全ではない。下がらせてくれ!」
ユウト「あ、ああ!リカこっちだ!」
ユウトがリカを、少し後ろに下げる。そして、再び春日に向き直る。
そして、よっとと掛け声とともに青い水晶の大斧を構えた少女が上から降りてきた。
ユウト「支部長さん!?」
ステラ「【ディアボロス】。この2人はもう、私の大切な仲間なの。FHの出番はもう無いから帰ってちょうだい。」
春日恭二「くっ⋯。いいだろう!ならまとめてお前たちを葬ってやる!」
GM「さあ、次はバトルフェイズだ。みんな準備はいいか!?」
全員「もちろん!」
次回、バトルフェイズを開始です。
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