オープニングフェイズ2

GM「それじゃあ、次はサオリちゃんの番。侵食ダイスよろしく。」

サオリ「はいはーい。コロコロっと4。まあ無難ですねぇ。」

侵食ダイスとはシーンにPCが登場するときに10面ダイスを振り、この出目分侵食率が上昇していく。

GM「時は少し戻って、FHエージェントと思われる人物、天崎レイを追っているというシーンだね。」

UGNチルドレン、【スカーレット】日下部サオリは天崎レイと呼ばれるFHエージェントと思われる人物を追跡していた。彼女は学校では浮いており、授業もサボることの多い問題児だった。しかし、最近では夜の街に出歩く事も増え、良からぬ連中とつるんでいるとの噂が広がっている。

サオリ「さてさて、その天崎レイさんは何処にいらっしゃるんでしょうね?この辺だと聞いたんですけどねぇ?」

そうつぶやいていると、近くでバスが炎上爆発を起こしていた。

サオリ「あれは!?」そうサオリが近づこうとしたとき、近くの鉄塔の上に人影が見えた。その人影はサオリに気づいたのかすぐに姿を消した。追跡したいが、目の前で炎上しているバスのほうが大切だ。急いで彼女はそこに向かう。

サオリ「大丈夫ですか!?生存者は⋯。」

そう叫ぶと炎の中から獣のような人物が少女を抱えて出てきた。神山ユウトと神山リカである。

ユウト「だ、誰か⋯リカを⋯。」そう言ってユウトは倒れる。彼女にはすぐにわかった。神山ユウトからレネゲイド反応が感じられたのだから。

サオリ「これは⋯。オーヴァードに目覚めたんですか?この男の子が?」

サオリ「ううん。それより、生存者は!?」サオリはバス周りを見ると運転手がいない。

サオリ「そんなはずはありませんよねぇ⋯。とりあえず、この人たちを安全な場所に連れて行かないと!」そうサオリは支部に連絡を入れその場をあとにする。

GM「はい、これにてシーン終了です。」

サオリ「うーん。あの鉄塔の人がはんにんでしょうけど、バスに、運転手がいないのも変ですねぇ?」

ユウト「普通にいるよな。まさか、跡形もなく消え去ったとか?」

ステラ「⋯むしろこれって罠だったんじゃない?」

ケンジ「とは?」

ステラ「まあ、結論は今出せないからシーン進めましょう。」

ユウト「俺たち大丈夫なのかな?」

GM「それは次のシーンでね。」

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