オープニングフェイズ1
GM「それじゃあ、ユウトのシーンから始めて行こうか。」
ユウト「おう。まずは10面ダイスを振るんだよな?」
GM「そのことなんだけど、PC1はまだ覚醒していないから振らなくていいよ。そのかわり、次のシーンでダイスを2個振ってくれ。」
ユウト「わかった。」
ここは、星山高校の近くにある居酒屋で君はバイトをしていた。時間は20時。仕事が終わり帰ることになった。
ユウト「お疲れ様ッス。じゃあ、店長、俺はこの辺で上がります。」
店長「おう。ありがとなユウくん。帰り気をつけなよ。」
ユウト「お先に失礼します!」
そういってユウトは店を出る。そとはしとしとと雨が降っている。
ユウト「げっ!?雨かよ。傘持ってきてねぇぞ。」
そうユウトがボヤくと中学生ぐらいの女の子が彼に話しかけてくる。傘を持っている。ユウトの妹で中学2年生の神山リカだ。
リカ「おにぃ。傘持ってきたよ。今日は夜から降るって天気予報で言ってたじゃん。忘れてるって思って迎えに来たよ。」
ユウト「おお!リカ!ありがとな!」
リカ「もう。おにぃってはしっかりしてよ。」
ユウト「でも、こんな時間に出歩くのはお兄ちゃんうれしくない。何かあったらどうすんだよ?」
リカ「だって、バス停からバイト先まですぐだよ?心配しすぎ!」
ユウト「でもなぁ。まあ、いいや。帰ろうぜ。」
リカ「うん。」
そんなふうに二人で話しつつ、バスに乗り込む。珍しく今日は誰も乗っていない。
リカ「珍しいね。誰もいないや。」
ユウト「だなぁ。こんな日もあるんだな。」
そんな他愛の無い雑談をしているとバスが発進した。そして、家が近くなってきた時⋯事件は起きた。
GM「ユウト。知覚でロールしてくれる?」
ユウト「知覚ってことは感覚?感覚はダイスが1だから10面ダイスを1個振ればいいんだな?」
GM「そうだよ。」
ユウト「コロコロっと⋯10だけど?」
GM「10だったらクリティカルだから、もう一回振ってくれ。」
ユウト「ああ。これって10になるともう一回振れるんだな。コロコロっと⋯3だから13って事?」
GM「いい出目だね。すると君はわかる。窓から外を見た時、ビルの上からまぶしい光がレーザーのように降ってくるのを。」
ユウト「げぇっ!?どうすんのこれ!?とりあえず危ないって言ってリカをかばう。」
ふと窓の外を見たユウトはビルの屋上からまぶしい光とともにレーザーが飛んでくることに気づいた。
突発的にユウトはリカをかばう。その瞬間、神山ユウトは意識を失った。
GM「これでユウトのシーンは終了だよ。」
ユウト「なんだこの展開!俺たち大丈夫なのか?」
サオリ「うーん。熱い展開ですねぇ♪」
ステラ「さて、どんな展開になるのか楽しみだね。」
ケンジ「さて、オリジナルから改造されたシナリオは大丈夫なのか。」
GM「大丈夫!大丈夫だから!」
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