第2話  動物になって

そこにはネズミになった国和と、星羅は、豚になって居た。


星羅は「やだ!私は豚よ」とピンクの豚になって、逃げようとしても、豚になってしまった星羅の鼻に鼻輪を付けられて居た。


国和は、「お前らが、そこに入ってかき氷なんか食って居るからだ」と大騒ぎで、星羅達はかき氷屋を後にした。


外に戻ると人間に戻る事が出来て、星羅は「鼻輪が取れて良かったぶひ」と話し方まで豚になって居た。


国和が「お前、豚だったもんな」と笑いが込み上げて来た。


星羅は「もう、あんな姿は懲り懲りだわ」と涙を流して居た。


国和が「店員さんに食われる所だった」と震えが止まらなかった。


それ以外、かき氷屋は見えなくなり無くなっていた。


どこまでもついて行く、店員の姿は無くなったのだが、何だか急に寂しくなって来た。


海を眺め、魚を釣って居たおじさんが、「これ、やるから持って行きな」とトラウトサーモンを釣ってくれた。


国和が「うわ。美味そう」とバケツの中を眺めて居た。


ウヨウヨ泳ぐ魚を見て、友香里は「うちのお父さんも昔やって居たな」と何故か懐かしく思って居た。

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