青い空

影山 みはつ

第1話  こんなにも

君島 友香里が、「はぁー。何やって居るのかしら?」と夏休みに入る前で道具箱などを持ち帰って居た。


隣から「ゆっかりーん」と友香里を抱きしめたのは、早乙女 星羅だった。


友香里が「星羅ー。あんた何やって居るのよ。暑苦しいんだから抱きしめないでよ」と星羅を嫌がった。


星羅が「だってさー?そんなに嫌がらなくたって、私達、幼馴染じゃ無い」と友香里の返事に答えた。


国和が来て「お前ら、そんな所で2人して何をやってんだよ。暑いんだから早く帰ろうぜ」と汗を額に垂らしながらタオルで拭いて居た。


ある日、一つのお店でかき氷屋さんがあった。


そのかき氷屋さんには、動物の顔をしたお客さんや、眼帯を付けた人達が、ゾロゾロ集まって来た。


友香里が「あの?此処って私達しか人間の人は居ないんですか?」と店員に尋ねた。


店員が「そうですね?でも、気にしないで下さい」と友香里達に声を掛けた。


外から、そのかき氷屋さんは見えて居ないようで、かき氷屋さんのかき氷を食べて居ると、顔が動物に変わっていくのだ。


友香里が「やだ。私は鹿よ?どうして?」と話をすると、店員が「お前達を動物にして食べる為さ」とクックックと思わず怪しい笑みを浮かべた。

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