第14話

軽く戦闘をしてみた結果だが苦戦するほどでもなかった。

はじまりのコロニー周辺より中型の戦闘艦の数が増えているぐらいだ。

撃破した宇宙海賊をスキャンしてみれば今まで見なかった鉱物が手に入ったぐらいでそれほど違いはなさそうに思える。

中型艦が増えたことに1回の戦闘で手に入る荷物が増えたのはいい傾向だろう。

何度か戦闘をこなして資源コロニーに向かう。

他のプレイヤーがいないこともありスムーズに入港手続きを終え手に入れた物を売却する。

鉱物はいつも通りスター造船会社に売ったのだがここで新しい情報が手に入った。

割引は最大で50%だが鉱物を売り続けると売ってくれる商品が増えるとのことだった。

意味もなくスター造船会社に鉱物を売っていたが今後もスター造船会社に鉱物を売るのがいいだろう。

率いている他の船の状況も確認し問題ないことを確認したアラタはもっと稼ぐ為に宇宙海賊狩りを続けることにした。

お金はいくらあっても困らないし目標もちゃんとある。

率いている船の数を増やすのもいいがやはり今後のことを考えてカスタムしていきた。

10隻、全てをカスタムすることを考えれば今の手持ちでは全然足りていない。

主機を換装するのはもちろんのこと武装面も充実させていきたい。

主砲もそうだし副砲をはじめ色々手を加えられる余地はまだまだあるのだ。

オプションでミサイルなんかもあるがこれは使い捨てで高価なので壁にぶつかってから考えればいいだろう。




アラタが金策に走っている頃、星屑の勇者達の開発陣はゲームの進行具合をチェックしていた。

「ふむ。チュートリアルを突破したプレイヤーの独走状態か」

「イベントを開きたいところですがこのままではバランスが悪すぎますね」

開発陣としてはバトルロワイヤルを考えていたがどう考えても優勝者は確定だ。

この状態でイベントを開けば不公平だと他のプレイヤーからクレームが入るのは間違いない。

「とはいえ、何もイベントを開かないのも・・・」

プレイヤー数は順調に増えているとはいえ、単調作業では飽きてくるプレイヤーもいるだろう。

現に少数ではあるがゲームを辞めてしまうプレイヤーも出てきている。

何かしらのテコ入れは必要だ。

「バトルロワイヤルをやめて宇宙海賊を狩るスコア競争にしませんか?」

「スコア競争ですか?」

「はい。これならまだ誤魔化しも効くのではないかと」

「悪くない案ですね。それではその路線でいってみましょう」

方針が決まれば開発陣の動きは早かった。

それぞれが全力でイベントの実施に向けて準備を進め、1週間で手筈を整えた。

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