第9話
アラタは効率を考えてスター造船会社から借りられるだけの中型輸送艦と採掘艦に小型の戦闘艦をレンタルすることにした。
その結果、中型の輸送艦が5隻に採掘艦が5隻。
小型の戦闘艦25隻と中々の規模になっていた。
資金的にはまだ余裕があったのだがアラタの現在のランクではこれが貸し出せる限界とのことだった。
残念だが資源を売ることでも功績値が少しだけだが上がるそうなのでこれで満足するしかないだろう。
デブリ地帯に移動して採掘する。
この規模の艦隊になると宇宙海賊も躊躇するのか襲われることはなくなった。
ひたすらに採掘しては売るというサイクルを繰り返す。
完全に作業だが、そのかいもあってスター造船会社との関係は少しずつ良くなってきていた。
今ではスター造船会社の商品を5%オフで購入することができる。
残念ながらほしい物が高すぎてそれでも手を出せていない状況だが最大で50%オフになるようなのでそれまで資金を貯めることに集中すべきだろう。
中型の輸送艦が満杯になったのではじまりのコロニーに戻りいつものようにスター造船会社に鉱物を買い取ってもらう。
「アラタ様。いつもお取引いただきありがとうございます。規定の量を売っていただきましたのでお売りできる商品が増えましたのでご確認ください」
アラタは送られてきたリストを確認する。
どうやら新たに増えたのは小型の高速戦闘艦シネマのようだ。
料金は500万クレジットだ。
だが、アラタは冷静に考えて購入を見送ることにした。
どうせなら高速巡洋艦であるステラで艦隊を揃えたいのだ。
購入できるリストにステラがないことを考えるとまだまだ功績値が足りていないのだろう。
駄目元でアラタはスター造船会社の担当者に聞いてみる。
「ステラを購入したいんですけど、どうすれば買えますか?」
「ステラをですか?申し訳ありません。アラタ様の貢献度ではお売りするのは難しいです」
「そうですか・・・」
売らないと言われなかっただけ良しとしよう。
貢献値が上がれば買えるということだ。
いくらかかるかわからない為、出来るだけ資金を貯めておくことにしよう。
アラタは目標が新たに出来たことでやる気を補充して再び鉱物を求めてデブリ地帯に向かった。
1回の採掘で収入は50万クレジットほどだ。
1日4回行うとして200万クレジットの収入だ。
レンタル料がトータルで1ヶ月で180万クレジットなので十分な黒字も確保できている。
アラタとしては暇を持て余しているが楽して稼げる分にはいいだろう。
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